入試用の勉強なんてない
昨日今日と、公立高校の入試でした。
試験の問題をみると、難しいなあ3年生はよくこんな問題をとけるなあと思いますが、でもやっぱり、入試に出るところは塾で大事だよと強調したところばかりです。
私は重要なところは「ここ大事だよ。覚えておいてね」と言いますが、そういっても生徒を信用していません 笑。どうせすぐ忘れるんだろうし、そもそも右から左へ流れていっているかもしれないと思っています。だから、1回伝えたことでも10回でも20回でも繰り返すというスタンスです。
何度も何度も繰り返して言っているので、自分の中では飽きてくるし、もうそろそろ言わなくてもいいかなと思うこともありますが、それでも「こいつ、同じことばかり言ってボケてんのかい!」と思われるくらいにやらなければいけないと入試問題をみて思った次第です。
これまで1人だけ、「先生、このこと前にもその前にも言っていたよ。これで5回目くらい」と言ってきてくれた生徒がいましたが、私はそれを聞いて嬉しかったです。ああ、この子はきっちり聞いてくれてるな、と。こういう子が増えてくれるといいです。
そして1、2年生には特に知っていてほしいですが、入試問題は今やっているところから出ます。入試問題を見てみても、まさに今1、2年生が勉強している単元から、「ここはしっかり理解しよう ここ大事」と私が伝えている問題がでていました。テレビの解答速報をみていて「ほら!やっぱりでてるじゃん」と何度つぶやいたことか。もうテストが終わって勉強面倒だと思って勉強するのではなく、ここが入試に出るんだという気持ちで取り組んでほしいです。
3年生になって、「入試対策講座 この講座を受ければ受験はばっちり!」という塾の広告に踊らされるなら、今のうちから勉強をしっかりやっておきなさい。入試は教科書から出されるのです。入試用の勉強なんてありません。今目の前に学んでいることを一生懸命勉強することがまさに入試対策です。
日ごろから勉強に真剣でないからこそ、受験が近くなって不安になり、塾の入試対策講座を受講して安心する(でもあんまり成果はない)ことになるのです。
この塾の子は日々の勉強をきっちりやって地力をつけてもらいますから。これだけやっておけば入試はばっちり!なんて授業はしません。毎日の積み重ねが高みにのぼる唯一の方法なのです。頑張っていきましょうね。