反省はしましたか

From : 眞田

期末テストが終わって、順位が出て、反省や振り返りはしたでしょうか。

「こう勉強したら、成果が出るだろう」そう考えてそれぞれが勉強してくれたと思いますが、結果はどうだったでしょうか。もし思い通りの結果が出なければ、「成果が出ると思っている勉強法」がずれている可能性があるので、変えていかなくてはなりません。

想定した結果が出ていない現実があるのに、これまでのやり方に固執をするのは、私は「妄想の世界で生きたいのだなあ」と思います。妄想の世界で生きたい人はそれでいいですが、私は現実の世界で生きて、その世界がよくなっていくことを望んでいるので、常に現実と照応し、自らの思い込みが正しいかどうかを確かめていきたいと思っています。

「反省」とは、事実を振り返り、自分自身の思い込みの妥当性を評価することである。そしてこの妥当性の評価が適切に行える人がどんどん伸びていくのです。

ぜひ、反省はおこなってください。一緒に反省してほしい人は言ってください。答案を見ながら一緒に反省しましょう。

ちなみに、私は生徒一人一人の反省をおこないました。私は求めるレベルが高いので、基本的にダメ出しばかりになりますが、そのダメ出しを他の先生にも聞いてもらいました。また、他の先生にもダメ出しをしてもらいました。

今回私が丸を与えられると思ったのは、6名。そのうち花丸は2名。2名は言うことなくて、この気持ちを表すなら、「讃嘆」でしょうか。この評価は結果だけでなく、プロセスも見ての私の主観的な判断になります。

今回うれしかったのは、1人、基礎的レベルがあがるというか、覚醒したというか、そんな感覚を感じられる子がでました。「あ、覚醒した」と感じられることは年間通してもほとんどなくて、今年は運よく1人出たなあという感じです。

私のその子の認識は「そこそこできる子」でした。その子は以前1位を取ったことがありますが、申し訳ないですが、「偶然たまたま取れただけだ。まだ1位を取る力はないから、次のテストからはまた元の順位に戻っていくだろう」と思っていました。

思った通り、その次のテストからはいつもの定位置に戻ったのですが、今回はテスト週間に入る前から、勉強を教えていて、これまでとは違う感覚があり、ずっと違和感がありました。考え方がいいし、雑さがなくなってきていたのです。テストなどをチェックしていてもこれまでとは違うのを感じました。

「これは大きく変わるチャンスが到来したかもしれない」と思い、時間をかけて、どこに着目して勉強したらいいのか、勉強とはそもそも何を獲得していくものなのかを伝えました。

「前回1位を取った時より状態がいい。果たしてこの自分の感覚は正しいのか?まだ完成度が高くない科目があるから1位は無理かもしれないが、でもトップ3には入るのではないだろうか」そう思っていたところ、この前1位を報告してくれました。

今回は私も異論はありません。取るべくして取った1位だと思います。そしておそらく、1位が2位になったりするかもしれませんが、基本的に点数や順位は下がってこないでしょう。もう思考が他の学校のトップを取る子と同じようなレベルになったから。

と、私は思ってます、というのをあなたに伝えたいです。ブログを見てくれていることを期待して書きました。もう私は「できる子」と思ってみています。ここまで勉強を頑張ってくれて感謝しかありません。ありがとうございます。

お母さんにもお伝えしたいです。ラインで報告しようと思って文字打ったのだけど、ものすごく長くなって、これは迷惑だろうと思ってやめました。長文がきたら、それなりの長文で返さなきゃいけないという気持ちがでてきますしね。さすがの私も長い文が送られてきて、「了解です」はできないですから。

そういえばだいぶ前にお父さんと面談したときには「お父さんはいいと思っているかもしれませんが、そんなに状態はよくないです。これから順位は下がっていくと思います」とお話ししたのを思い出しました。あのときは下がっていくイメージしか描けなかったのに・・・。わからないものです。だから教育は面白い。