待つ 2

From : 眞田

「待つ」ことは私の重要な戦略の一つですが、これがほとんど説得力がないことはわかっています。

「先生、待つというけれど、3年生になったら受験があるし、いつまでも待っていられないじゃないですか」

そう保護者様が思うのも当然でしょう。

これに対する私の答えは、間に合わなければ仕方ない、です。それが待つということだから。

このことが受け入れられないのであれば、色々働きかけたらいいと思います。怒ってみたり、褒めてみたり、気合を入れてみたり、やる気を引き出すと謳っている塾にいれてみたり、色々してみたらいいと思います。

ここで大事なのは、待つことが正しい、ではないということです。

私は、例えば、成績を向上させるうえで、スパルタ的に強引に勉強させることを否定していません。それでも成績は上がります。本人が嫌々でも、強引に正しいフォームで毎日腕立てをさせたら、胸筋は次第についてきます。それと同じです。

絶対的な方法論はない。こういった答えのないものは思想が問われるのです。