成果が出ない原因

From:眞田

保護者様に認識していただきたいのは、成果が出ていない(100点を取ることができていない)ということは、何かしらの原因があるということです。

現状、どこに問題があるのか、それをどう改善していくのか、そこが課題となってくるわけですが、成果が出にくい子に共通するものがありますので、その特徴を列挙してみたいと思います(意味が被っているものも出てくると思います)。

・集中力がない

・勉強量(プリント量)が少ない

・塾での勉強時間が短い

・問題を間違えたときに、反省や検討をしない

・間違えるのが恥ずかしくて、答えを写してできる自分を演出してしまう

・苦手な科目を避けて、好きな科目ばかりを勉強してしまう

・自分が何を理解できていて、できていないのか、を把握できていない

・理解できていない部分が多いのに、自分は理解できている気になっている

・考えることをせず、手っ取り早くできるようになりたいと思っている

・机の上が乱雑で散らかっている

・答案が乱雑で散らかっている。なぜ、綺麗に整えて答案を作り上げなければならないのかがわかっていない

・反復練習をしない

どれにも当てはまらないという子はほとんどいなくて、ほぼ全員が何かしらの問題点を抱えています。ただ、成績が上の子は当てはまるものは少なく、成績が下の子は当てはまるものが多い、と言えます。

また、「できない問題の答えを写してしまう」「苦手な科目を避けてしまう」の根底にあるのは「幼稚性」です。これらに当てはまる成績上位者はほとんどいなくて、これからトップ層に引き上げたいと思っても、答えを写したり、苦手科目を避けようとしている気持ちがみえると、これは1年以上は掛かるな、と思います。未熟な心が成熟しないとこういった行動は解消しないからです。

「幼稚性」と言葉を出しましたが、よく考えてみたら、すべて「幼稚性」と一言で言えてしまいます。勉強は知的な分野であるから、精神が成熟しているかどうかは非常に重要です。だから精神年齢が高い女の子の方が比較的勉強で成果が出やすいですし、身体と心が大人になり始める中学三年生の男の子が急に勉強ができるようになったりするのです。

「最近、大人っぽくなったな」と感じたとき、これは勉強の大チャンス到来!確変入った!(私がパチンコ屋で働いていたときは玉が放出される時間を「確変」といっていましたが、今も言うのでしょうか)を意味しますから、期待して応援してあげてください。

私は、そのときをただ待っているだけ、と言っても過言ではありません。勉強の様子を見ながら、答案の様子を見ながら、そのときが来そうかどうかを探っています。

今日の記事は加筆修正して塾通信として配布しようかな。この前1回だけ配信した塾通信ですが、これから「気まぐれ塾通信」と題して、気が向いたときに配信していこうと思います。