数字で考える

From:眞田

Youtubeをザッピングして見ていたら、詳しくは把握できていないですが、大学生と明石家さんまさんの番組を見つけました。

その番組で大学生がこんな趣旨のことを言っていました。

「自分はドラマが大好きだ。だから過去に遡って、それぞれのドラマの視聴率の推移を全部見ている。自分が面白いと思ってもそれは主観に過ぎないかもしれないから、視聴率でドラマの面白さを計っている」

これ、めちゃくちゃわかります。私もソッチ側の人間です。

私を含め、人間は、日々判断します。私は、その判断をできるだけ思い込みの主観によって行うのではなく、適切に状況を読み取って行いたいと思っているので、できるだけ数値化して状況を把握しようとしています。

その時々でどんな情報を得たいかによって変わってはきますが、私はだいたい毎日2~4時間はデータ収集、データ整理、データからの思索に時間を使っています。朝起きたらパソコンの電源を入れてスプレッドシートを開いてデータ収集、数値入力して、それから塾に来てスプレッドシートを開いて数値入力、数値の推移を見ます。

塾が休みの日の日曜日なんかは10時間以上スプレッドシートをいじっていることもあります。毎日数値を見ていればわかってくることはたくさんあります。高校生の塾のプリントも全部点数を記入して、移動平均を見ながら変化をみています。中学生もできればそういうことをやりたいですが、それをやり始めたら仕事がパンクするのでやりません。

主観的な判断は、直前の事象だったり例外的な事象に引きずられたりするので、できるだけデータから判断したいのです。

そうはいっても、日常的な会話はデータに基づいて行われるのではなく、てきとうに、なんとなくで行われるので、私はすぐに「何に基づいてそれって判断したのだろう??」「それは事実ではなくてあなたが何となく思っていることでしょ」と思ってしまうのですが、「こういうことを言ってしまってはだめだ」と抑え込んで話を合わせるようにはしています。でも、たまに注意がおろそかになって、口にしてしまっていることがあるので、気を付けなくてはなりません。

体重なんかも毎日体重計に乗るだけで現状をキープできたり、痩せたりするのが容易にできるのではないかと思ってしまうのですが、違うんですかね。

例えば、体重が70キロから80キロに一気に増えることはなくて、毎日少しずつ上がったり下がったりしながら80キロを目指していくことになります。かなりの確率で途中に73キロの自分、75キロの自分に出会うことになるのだから、毎日計測していたら、「体重72キロ計測!増加傾向あり!食事量を制限せよ!」となってすぐに体重を落とせて、一定体重をキープできると思ってしまうのですが・・・。一時的に数キロ体重が増えることは理解できるのですが、10キロ増えた、とかたまに聞いたりするので、不思議に思います。5キロ増えた段階で落とせよ、と思ってしまいます。