野球を見ていて思うこと

ているって言っても、WBCのライブ中継は見ていないので、あとからハイライト動画を見ているだけですけど。

 

今回のWBCは抑えを誰にするかって話があります。抑えは牧田さんって報道がでると「え~牧田?三振が取れるピッチャーじゃないとだめだよ」と批判があって、オランダ戦では三振の取れる3年連続奪三振王の則本さんが抑えにでて救援に失敗すると「なんで則本なんだよ。150キロの速球はメジャーじゃ打ちごろなんだよ。そこは牧田だろ」と批判が出る。

結果論の後出しじゃんけんで、いい悪いの評価をされるのだから、日本代表の監督って本当に大変だなあと思います。

 

で、昨日、キューバ戦がありました。キューバ戦は抑えで牧田さんが起用されました。

権藤コーチか小久保監督、どちらが決めているのかわかりませんが、このとき、「牧田さんが最適と思って牧田さんを選んだのならいいけれど、国民の声が意思決定の要因の一つになっていたとしたらいやだなあ」と思ったのです。

本物のプロだからそんなことはないとは思いますが、大きすぎるプレッシャー、ストレスがそこにあったならば、「則本を出して打たれたら、ものすごい批判がくる。牧田の方が批判が少ないのではないか」そんな思考が働いてもおかしくないなと私は思ってしまいました。

 

自分の判断を信じて采配していってほしいです。野球に関しては誰も文句をつけられないトップを極めた方ばかりが率いているのだから、そういった方々の判断は素人の判断より正しいに決まっています。素人の判断でいいのならば、ネットで次はだれを出すかっていうのをリアルタイムで集計してその通りに進めていけばいいだけの話です。でもそれをやったら、選手の士気はガタ落ちですよね。「小久保さんや権藤さんの指示ならいいけど、なんで我々プロが素人の指示に従わなければならんのだ」って。

 

一流の選手たちが怪我するリスク、批判されるリスクを負って試合にでてくれています。私は「これがトッププロか!すごすぎる!!」と夜一人で興奮しています。今野球は楽しみの一つになっていて、こんな機会を提供してくださっている選手の方々に感謝しています。