面談で思ったこと その3

「やり方だけじゃだめだ」と書いたブログを見てくれた生徒がいて、「見てどう思った?」と尋ねてみました。そしたら、「先生はガチだなって思った」と答えてくれました。

この場合、ガチってどういう意味なのでしょうか?どういう意味で使ったのか聞きたかったですが、話の通じない年寄り扱いされるのが嫌で「うん、そうだよ」と答えておきました。

面談のときに、お父さんが「将来の付きたい仕事の1位が公務員だなんておかしい!!!」とおっしゃっていました。私も1位が「公務員」とあることがとても悲しいですし、日本の暗い未来を表している気がします。

公務員って雇用の形の一つではないですか。職業ではないと思います。警察官になりたい!学校の先生になりたい!市役所で働きたい!ならわかります。素敵です。でも公務員になりたいって・・・

それはつまり、自分が何をやりたい、何になりたいよりも、毎月安定したお金をもらいたい、という気持ちが優先されていることの表れです。

貴重な命を燃やして生きているのに、「やりたい」よりもお金でいいのでしょうか。一体、小さいころ何をみて育ってきたんだ、と問いたいです。

『何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!

今を生きることで 熱いこころ燃える
だから君は行くんだ微笑んで。

そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも。』

アンパンマンの熱い熱いメッセージです。

私は、「とりあえず毎月安定した給料をもらいたい。仕事内容は二の次」なんて思えないので、「将来の夢は公務員」と言っている人とは到底分かり合えないだろうと思います。

私は、一応塾からお給料をもらっていますが、高校生は伝えたので私の給料がいくらか知っていますけど、たいした額ではありません。給料の偏差値は低くても、やりたいことをやれているので、幸福度の偏差値は上位にあると思います。

ただ、自分の給料が低いことを正当化して「これでいいんだ」なんて言うのはだめだと思っています。給料が低いのは自分がだめだからです。もっと私が世に素晴らしいサービスを提供できていれば、もっとお客様が集まって、給料は自然と上がるものです。要は努力と工夫が足りていないのです。

いやぁ、自分で書いていて本当にその通りだと思いました。これは勉強とまったく同じです。生徒に「努力しろ」という前にそういうお前が努力しろって話ですね。

なんだか最後は自分の反省になってしまいました。