面談で思ったこと その5

「この塾はレベルが高いので、うちの子がやっていけるかどうか心配です」とお母さんがおっしゃっていました。

お母さんがこうおっしゃるってことは、学力レベルの高い塾として広まっているということでしょうか。そうだとしたらとてもうれしいです。みんな本当によく頑張ってくれていますからね。みんなの頑張りのおかげで「レベルの高い塾」のイメージができてきたのだと思います。みなさんありがとうございます。

でも、この塾は順位の高い子ばかりを入塾させていません。順位を逆にしたらトップクラスという子もいます。

実は、今回のテストで「英語の目標点は10点」と掲げてその目標を達成した子がいます。この目標から英語のレベルの低さがわかります。多くの人がこれを鼻で笑うと思いますが、私はよくやったと思っています。すべての始まりは小さな一歩からですから。

その子の英語はまだまだ残念な結果ですが、他の科目は入塾時から大きく伸ばしています。平均点を大きく超える科目もではじめ、学校の先生がおどろいているようです。2年間かけて、じっくり、ゆっくり力をつけてきたのです。前回最高順位をとって、今回はどうなるか結果が楽しみです。

テストの点が上がっていくのはその子の頑張りに他ならないのですが、ご両親の存在も大きいと思います。お母さんは会うたびに、電話するたびに、「先生、うちの子が迷惑かけてない?」「本当に勉強するようになってねえ、先生、もうこれだけで、私満足」とおっしゃる。

いつもにこにこしてらして、まるで太陽のようです。そんなお母さんだからこそ、子供は自尊心を失うことなく、地道にここまでやってこれたのだと思います。いつも本当にありがとうございます。