夏期講習の途中報告


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From:眞田

 

夏期講習を受講してくれている子で、たくさん授業数がある子は、塾がお休みの日に途中報告をしたいと思っていましたが、休みは休みでやらなければいけないことがあり、授業報告書を作成するのは難しそうです。

 

ですので、個別の報告は難しいですが、全体的な現状をご報告します。

 

1,2年生は2学期定期テストに向けて勉強している子が多いです。通常授業に加え、夏期講習でもどんどん進められているので、思った以上に学習が進んでいます。テストまでに塾のプリントが一通り終わらないという子は少なくなりそうです。

2学期の授業の先取りができているため、学校の授業がわかりやすくなっているはずです。また単元テストもいい点が取れそうなので、2学期が始まったら、学校で実施される単元テストの結果を聞いてあげてください。

 

3年生の中間層の子は、思っていた以上に1,2年生の内容が抜けています。そしてこれは仕方ないことですが、「頑張って自分は上にいくんだ」という気概は持ちづらいので、勉強時間や勉強量が少なく、進みが遅めです。入試問題もやりたいと思っていましたが、基本問題までの子が多くなりそうです。

せめて、フリープランの子は入試問題をやりたいです。実力テストの手ごたえが変わってきますから。何でもそうですが、簡単に成果は出ません。成果を出すのは大変。でも勉強は繰り返し出題されているポイントを丁寧に押さえていけば成果は出しやすいと思います。あと1か月、頑張りましょう。

 

3年生のハイレベルな高校を目指している子は1,2年生の復習と、2学期以降の先取り学習を同時に進めていってもらっています。速い子で3年生12月くらいまでの先取り学習が進んでいます。

入試用の勉強は社会はやり始めました。8月から理科にも取り組める子が出始める予定です。現状は学習メインは3年生の先取りであり、入試問題に本格的に取り組み始めるのはもう少し後になる予定です。したがって、8月に実施予定の模試では結果は出にくいことが予想されます。

漢字勉強をたくさん頑張ったとしても、英検3級の問題を解く力は養われません。漢字勉強をたくさんしたとしても、漢検3級の出題範囲以外の漢字を勉強していたとしたら、漢検3級の問題を解く力は養われません。

たくさん勉強していると、その見返りを求めたくなる気持ちがでてきますが、今何をやっているのかを認識することは大事です。その願望は不合理なものかもしれません。現実的ではない不合理な感情が出ていると現実対処能力が落ちるので、現実を認識することを意識してほしいです。

 

3年生の後半の単元になると、どの科目も難しいです。難しい問題に直面したときのアプローチの仕方で、生徒の思考力がわかります。まだ学校で習っていない単元なので、わからなくていいし、間違えていいし、混乱してもいいのですが、考えることを意識してください。

思考力をつけて、といってもどうしたらいいかわからないと思うので、具体的な課題を挙げます。これは生徒全員に言えることなので、自分のことを言っていると思って、変えられる子は変えてください。

 

・計算問題を正確に解こうとする

「凡ミスです」「ケアレスミスです」なので「計算の仕方は分かっています」という子が多いです。凡ミスでもケアレスミスでも呼び方はなんでもいいのですが、そのミスをなくしてください。なくせないのであれば、どこかアプローチに問題があるのでは?

計算問題については生徒自身が問題あると認識していませんので、こちらからは指摘しづらいです。自分で気づいて直してください。

ちなみに、「凡ミス」が多い子は「凡ミス」が少ない子と答案を見比べると、途中式に明らかな差があります。

 

(1)途中式をしっかり書きましょう。そしてその途中式は何をどう変形したのかを説明できるようにしましょう。計算問題は論理力を鍛えるいい練習になります。計算問題を正確に解けない子は現代文も高い点が取れません。論理的に思考することができていないからです。

(2)マルチタスクはミスの元。一行で一つの式変形をすることを意識してください。時間短縮なのか、書くのが面倒なのかわかりませんが、一気に式変形をしている子がいます。マルチタスクをしようとすると頭の中で混線し、ミスが起こりやすいです。

 

・何がわからないのか考えましょう

入試問題レベルになると難しすぎて、まったくわからない問題に出会います。何がわからないかもわからない状態。その場合でも、答えや解説をみながら、結論から天下りしてわからない部分を整理して、わからないポイントを説明するよう頑張ってみてください。

先生が問題を読んで、問題を解説して、解法を解説して、では入試問題を解く力はつきません。その場でわかった気になるだけです。

 

忘れてはいけないのは、入試は自分ひとりで解かなくてはならないのです。制限時間がある中、緊張に押しつぶされそうになりながら、適切に解法を適用しなくてはならない。問題自体を解説してもらっているようでは合格しようがありません。問題を解説してもらわないと意味が分からないレベルの子は、志望校を下げた方がいいかもしれないです、と提案することになると思います。

なぜ考えられないかというと、これまで考えてきていなかったからです。定期テストの勉強ではそれほど考えることをせずに、問題とその解法を暗記してきてしまい、その癖がこびりついてしまっているのです。この癖は簡単には抜けないですが、時間をかけて少しずつ解消していきましょう。