子供を演じる 2


友だち追加

こちらから塾の公式ラインに登録していただけます。

塾への連絡手段としてご利用ください。

体験授業の希望される方もこちらから連絡可能です。

 

※体験授業や保護者面談は基本的に指名があった場合のみ、眞田が担当します


 

From:眞田

 

昨日のブログを書いていて連想したことがあったので、今日はそれを書いてみようと思います。

 

思春期を迎えると身体が成長していくと同時に頭も成長していきます。色々と認識する力がついていきますが、気づかないふり、わからないふりをします。よく、子供が言うことを聞かない、と耳にしますが、もしかしたら、子は親を、耳を貸す価値がない存在だと思っている可能性があります。

 

親ってたいしたことないな

ああしろ、こうしろと口うるさい。自分は何もできないくせに

 

そう思われていたとしたら、言うことを聞かないのも当然かもしれません。子供が小さい頃は強く怒ることで畏怖を与え、言うことを聞かせることができますが、思春期になるとこの力技も通用しにくくなります。

 

 

私は、親の言うことは聞かない、とマイルールを定めていますが、そのきっかけは小学5年生の時でした。

私には1つ下に妹がいます。その妹の宿題に、答えが間違っている、と母が文句をつけていました。妹は、これで合っている、と反論するのですが、母が強く言って泣かせていました。母は、妹の答えが間違っていることを教えてやってほしいと私に言ってくるので見てみると、妹の答えが正解でした。

 

このとき、

母はもう小学生レベルの問題ができないのか

妹が勉強が得意なことを認識できていないのか

自分が間違っていることに気付かず、間違ったことを押し付けるなんて、害以外の何ものでもない

 

そんなことを思いました。

 

言うことを聞いていたら、自分がバカになる、もう勉強に関しては母の言うことを聞くのはやめよう、と決めたのでした。

ただ、それから私は母から勉強に関して何か言われることはありませんでした。おそらく母は私の覚悟を何となく感じ取っていたのだと思います。もし何か言われたら、私は、「何か言いたいことがあるなら俺の学力を越えてから言え。」と言うつもりでしたから。

その覚悟を感じていたのか、母は「お母さんは勉強のことがよく分からないから・・・」とよく言っていました。そして、勉強に関して自分がお願いすれば、そこにお金を使ってくれました。

 

 

 

親の影響力は強くて、親の言うことは正しい、親は全てのことがわかっていて適切な判断ができる、そう小さい頃は思っていました。でもそうではなかったことに気づいて、そこからは言われたことを鵜呑みにするのではなく、自分で検討するようになりました。で、結局、勉強以外のことでも親の考えや判断はほとんど間違えていて、基本的に耳を貸さない方がいいと判断するようになりました。

 

そう判断する要因として、家が貧乏だったことは大きかったと思います。小さい頃から、何で家は貧乏なんだろう、何でうちにはクリスマスプレゼントがないのだろう、あの子の家はいいなあと不満ばかりでした。もし親が正しい知識や思考ができているなら貧乏になっていないはず、親は知識や思考が間違っているから、適切な判断ができず、貧乏である現状があるのだ、と結論づけました。

 

この私の結論は今でも間違っていないと思っています。「あんたは人の言うことを聞かない」と愚痴を言われることもありますが(でも、私は親の言うことにはことごとく耳を貸さないので、もうこう言われることすらなくなりました。一番最近言うことを聞いたのは10年前くらいです。母からの「仕事をするなら、支払いは早くしなさい。信用に関わるから」これは自分でもその通りだなと思ったので、業者さんへの支払いは、可能な限り早く、を心がけています)、私に言わせれば、何であなたの言うことを聞かなきゃいけないの?自分の考えが正しいと思うのならば、その考えに基づいて、まずは自分の人生を成功させたらいい、その考えが正しいことを背中で見せてくれたらいい、そうしたら、僕は言うことを聞きますよ、ということです。

 

自分の親のことをめちゃくちゃ言っちゃってますが、恨みとか憎しみとかそういった感情はないです。自分の子供を愛しているからといって、その子が算数のテストで10点だったら、ああ、この子は算数ができないんだな、と判断するじゃないですか。愛している、大切に思っていることと、算数ができないと評価づけることは全く別です。この例えが適切かどうか分からないですが、そんな感じで、特別な感情のない、冷静な評価です。

 

親を恨むような気持ちがないのは、ダメはダメなりに一生懸命、私を育てようとしてくれたことは分かっているからです。「自分の命に変えてでも、この子を守る」そんな感じの気概を子供ながらに感じていました。学歴はないし、資本主義社会で生きていく能力は足りなかったのかもしれませんが、頑張って私たち子供を育ててくれたのです。

だから私は、親は子供のことを当然のように、愛を注いで、大切にするものだとずっと思っていたのですよね。でも我が子を愛せない、そんな親は結構います。野生動物でも育児放棄ってありますしね。・・・またこれに関して連想することが出てきましたが、今日はやめておきます。

 

 

 

私は自分なりの理由があって、親の言うことは聞かないと決めていますから(聞かないと言っても、気合入れて絶対に聞かないぞ!というものではなく、言いたいことがあったら意見を言ってもいいけど、多分僕はあなたの意見を聞かないよ、と柔らかい(?)感じです。)、言うことを聞きなさい、と自分の子に押し付けるつもりはありません。自分が実践できているかは自信がありませんが、説得力ある生き方をしていきたいと思っています。子供が言うことを聞かないと、どうアプローチしたら言うことを聞いてもらえるだろうか、とそっちばかりに意識が向きがちですが、自分に向けてみると、もしかしたら、これまでとは違った変化が起きるかもしれません。

 

ただ、自分を磨いたとしても、相手に言うことを聞いてもらえるかどうかはわかりません。自分を磨いて説得力を上げたとしても、それでも言うことに耳を貸してくれないかもしれないです。

好きな子に自分を好きになってもらいたいと思って、できる限り自分を磨いたとしても、相手が自分を好きになってくれるとは限らないことと同じです。