やる気の話 2


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From:眞田

 

「数学が分からないから基礎から勉強しよう」となったときに、本屋で参考書を買って勉強することになるのですが、私の経験上、これがなかなか継続できないです。

なぜ、継続が難しいのか、その原因を考えてみたらたくさん出てきてしまったので、ここで書くのはやめておきます。

 

共通テスト3か月前だったら、さすがにほとんどの人が危機感を感じているので継続はできる可能性が高まりますが、まだ時間的余裕があると感じている子はほとんど続けられません。

 

 

そこで、継続させるためにおすすめな方法があるので、お伝えしますね。

それは、試験日から逆算して、入試科目の勉強計画を立てることです。

 

勉強方針とか計画とか、このあたりは細かく話し始めるとこれまたきりがないので、単純化してお伝えします。

 

 

数学の基礎を学びたい。数学参考書Aを使って勉強していこう。自分は数学が苦手だから、5周くらいやった方がいいかもしれないな。ということでゴールは参考書Aの問題を5回通り解くことに定めよう。

この参考書Aは全部で300問あるから、5周するとしたら、1500問解くことになる。共通テストまで残り300日。1500÷300で1日あたり5問か。

いや、でも共通テストを解くためには、参考書Aだけでは足りない。参考書Bも参考書Cもやりたいから、参考書Aは100日で終わらせることにしよう。そしたら1日あたり15問になる。

15問解くにはどれくらいの時間が掛かるだろうか。2時間くらいかな?

 

こんな感じで考えていくのです。

そうすると1日あたりに解かなくてはいけない問題量が数字として明確になりますし、おおよその必要時間も分かってきます。

そして、受験科目全てに同じように考えていきます。

 

でね、こうやって考えていくと全然時間がないことに気づきます。このときはじめて、まずいな、と焦りを感じることになります。

 

 

私たちがさぼる一番の言い訳になるのが「今日くらいはお休みにしよう。また明日頑張ろう」です。「今日くらいはやらなくていいか」このこと自体は事実ですし、今日勉強する、しない、が受験の合否に大きく影響するわけではありませんから、強い説得力を持ち、かなり強力に私たちに作用します。

しかし、逆算して全体的な計画を立てていれば、時間がないのがわかっているので、「今日くらいはやらなくていいか」に負ける回数は激減していきます。だって、休んだところで予定が後ろ倒しになるだけだから。そして予定が消化できない可能性が出てきてしまうのがわかっているからです。

また実際に勉強を開始すると、さぼらず勉強を進めていっても、計画が遅れてきます。人は自分の力を過大評価するので、計画の段階で、結構きつい予定を組むのですね。それで毎日やりきれなくて、少しずつ遅れがでている現実がある。そんな状況で「今日くらいは」なんてなかなか思えません。

むしろ、風邪をひいて調子悪くても、「英単語くらいは出来そうだからやろう」と思うようになります。

 

 

わくわくするようなやる気は、成果を出すために必要ないのです。

筋肥大を目指すとき、大事なことはわくわくすることではありません。筋トレをすることです。わくわくして筋トレをしてもいいし、嫌々筋トレしてもいいのです。義務感で筋トレしてもいいのです。とりあえずやれば筋肥大が起こります。

やることが大事。目的達成の原因行為は「わくわく」にありません。だからスパルタ教育は成果を出すのです(ただし、うまくやらないと心が壊れる可能性があります)。

 

ちなみに、このやり方は、どうしてもこの大学に合格したい、そういう気持ちがある場合でないとうまくいきません。

大学いければどこでもいいや、私立でも親がいかせてくれるっていってるから、国立だめでも私立行けばいいや、私立だったらどこかに入れるでしょ、みたいな人には有効に作用しません。