テスト終わっての反省


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From:眞田

 

テストが終わったら、反省をしましょう。

よく怒った大人の言う「反省しろ!」は、「自分を責めて、落ち込んだ表情を見せて、しおらしくしてなさい」の意味ですが、私の言う反省は言葉通りの意味です。自分を責める必要はありません。ただ冷静に今回のテストについて振り返りをして、改善点や次への課題について検討することをしてほしいのです。

 

ある生徒に、反省点を教えてください、と言ったら、ノートを取り出して反省点を教えてくれました。私に言われる前に反省点についてノートにまとめていたのですね。この姿勢は大変素晴らしいです。

 

反省の仕方は、まずは初級編としては、点数による評価です。

点数がよかった、目標点に達した場合はよしとして(そうでなかったら、だめだと判断して)、どうしたらもっと点がとれるかな、と考えてみます。

 

中、上級編の反省の仕方は、プロセスによる評価です。

自分が計画した通りに実行できたかどうか、次回の行動計画について検討をしていきます。

 

なぜ、プロセスによる評価をするかというと、結果はコントロールできないからです。プロセスはコントロール可能なので、ここを検討するのです。

学校で授業をしてくれている先生がテストを作ってくださっているわけなので、高校入試や大学入試と比べたら、だいぶ出題内容は絞りやすいですが、それでも事前に問題用紙を手に入れない限り、何が出題されるかわかりません。

となると、一生懸命勉強しても点がとれないこともあります。点が取れないということは、テストは失敗なのですが、勉強の方向性が間違っていると判断できるわけではありません。

 

もし、テスト作成した数学の先生が、授業で使ったプリントからそのまま出題していたとしたらどうでしょうか。

数学的理解ができている、いないにかかわらず、そのプリントの答えを覚えていたら高得点を取れてしまうようなテストだったら、どうでしょうか。

次回のテストは数学的な理解を二の次にして、プリントの答えを覚えることを優先しようとするでしょうか。

プリントの答えを覚えたら、高得点は取れそうですが、どうしますか。

 

ね、テストの点数だけで判断するというのはまずいかもしれないですね。

 

ちなみに私は、もしそうであった場合、今後の方針として、

 

「プリントを覚えるだけで高得点取れることが確定するなら、プリントだけ覚えよう。」というのも、

「プリントを覚える勉強は、入試では通用しないから、そんな勉強はしない。数学的理解に努める。」というのも、

「プリントは覚える。数学的理解も努める。」というのも、

 

どれでも正解だと思います。自分で考えて方針を打ち出し、それを実行するというのが大切です。