期待コントロール 2


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From:眞田

 

大人だからといって、成熟した人間であるとは限らない。むしろ、大人の大半が未熟である。そう認識しておくことが大事だと私は考えます。

 

特に大人の中でも、親や先生の立場にある人は、子供を護る存在であると一般的には思われていますし、子供たちもそれを期待していると思います。でも、これも、常に護ってくれるんだ、とは思わない方がいいです。なぜなら、未熟な人間が頑張って役割を果たそうとしているだけであり、時には子供を攻撃することもあるからです。

 

親や先生はいつも私たちを護ってくれる、と思っていると、いざ攻撃を受けたときに、「本来は子供を護るはずの先生が私をいじめてきた・・・ショック・・・」と心理的ダメージが大きくなりがちです。

 

 

今、これは心理面でのリスク管理の話をしています。

大人から攻撃を受けたときに、誰かに助けを求めたり、何らかの対処をしてはいけないと言っているわけではありません。それはしなくてはならないです。

そして大人である私もそんなことを言い訳にしていてはだめだと思います。しかし、未熟である以上、攻撃する可能性は排除できません。本当に情けないのですが・・・。(ただ、私は他人に精神的ショックを与えること自体がだめだとも思っていません。これも話をし出すと長くなりますが、理由を端的に言うと、相手の心を傷つけないことを第一にしてしまうと、自分の信念を貫けなくなる可能性があるからです)

 

誰であろうと他者からの攻撃があった時は精神的ショックを受けるものですが、「ありえる」と思っているのと「ありえない」と思っているのでは、ショックの大きさが違います。だから、大人であっても、親であっても、先生であっても、完全性は期待しない。そうすることで、少し自分の心を護れるようになります。

 

 

 

感情コントロールという言葉があります。

良い感情も悪い感情も、期待通りにならなかったときに強く出やすいです。つまり、感情コントロールとは期待コントロールに他なりません。

 

だから、自分の期待は適切か、現実に即しているか、この検討をする癖をつけると少しずつ感情が変わっていきます。

 

宝くじの1等の当選確率は数千万分の1だそうです。宝くじを1枚買って、それが外れて1等が当選ぜすにショックを受けている人がいたとしたら、「本人が傷ついているのは確かだし、気の毒だけど・・・。そもそも宝くじの1等が外れる確率はほぼ100%なんだけどな・・・」と思うと思います。

この例は極端すぎますが、私たちも日常生活において、おかしな期待をして、おかしな感情を出してしまっているかもしれません。