羽毛布団


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From:眞田

 

先月、母が風邪を引いて寝込んでいました。

私の母は身体が強くてめったに風邪を引かないし、引いたとしても活動していましたが、今回は辛そうにして横になっていました。

 

気づいたら、自分はおじさんになっているし、母も同じように歳を重ね、60を超えました。まもなく高齢者と呼ばれる歳になります。あらためて歳をとったなあと思いました。

 

そんなこともあって、父、母に喜ぶものを上げようと考えたのですが、思いついたのが羽毛布団です。

羽毛布団は温かくてこれからの季節重宝します。私は羽毛布団を尊敬していて、夏でも羽毛布団で寝ます。羽毛布団は、控えめに言って神です。

 

羽毛布団を買おうと思って、でもそのとき頭をよぎったのは、大正生まれのじいちゃんです。

父、母に買ってあげて、じいちゃんに買ってあげないのはかわいそうかな・・・。でもじいちゃん、そのうち死ぬだろうし・・・笑。買ったとして何回羽毛布団に包まれるのだろうか・・・。

 

そんなことを考えて迷ったのですが、でもやっぱり一人だけはぶけはかわいそうだと思いました。

「たいやき買ってきたよー」って誰かが言って、自分の分がなかったらかなり傷つくじゃないですか。バカとか嫌いとか言われるより、私はこういう方が悲しくなるのですよね。でも悲しみを表現することはできません。「あ、全然いいよ。たい焼き好きじゃないし」と強がるしかない。

こういったはぶけは私は嫌いなので、だから、じいちゃんの分も用意して、結果、翌日羽毛布団の中で死んでてもいいや、と買うことにしました。

 

あとですね、死んでから天国にいくのではなく、今生きながらにしてこの世を天国にしてあげたらいいじゃん、とも思いました。

この世で天国ってどこにあるだろうと時々考えたりしますが、まずここは天国だなと思うのが、お母さんお父さんの腕の中です。心地よさそうに、幸せそうに、すやすや眠っている赤ちゃん。あの腕の中は天国といっていいでしょう。降ろして布団に寝かそうとするとぐずり始めますしね。やっぱりお母さんお父さんの腕の中は天国なのです。

そして、羽毛布団。ふわふわ、ぬくぬく、あったかくていー気持ち、と冬は特に幸せ気分爆上がり。まさにそこは天国です。

 

ということで、じいちゃんにも天国をプレゼントしました。天国に包まれて、本当の天国にいくかもしれません 笑