数検をお勧めする理由 1

勉強が苦手な子に合わせた勉強内容を提供していきたいですが、それ以上に、上のレベルの子はどんどんレベルを上げた勉強をしていきたいと思っています。

 

今年の夏休みは、一部の子が先取り勉強を頑張ってくれて、数学は中学の内容を全て終わりました。

休み明けの学力テストでは、先取りした内容が使える問題が数問出題されて、他の子が知らない解法を使って、簡単に正解できたそうです。

 

特に数学は、先取りしていた方が有利です。解法の幅が増えるのだから。できる子はどんどん進めた方がいいです。

私の本心は、中学数学を先取りして満足するのではなく、中学生のうちに高校数学(2Bくらいまで)を終えて欲しい、というところにあります。でも生徒に強制することはできないので、ご提案するだけです。

昨年は私の子供が中学生だったので、高校数学は1A2Bと3を少しやらせました。入学してからの話を聞くと、思っていた以上に進むスピードが速く(2年の夏までに3Cまでの高校数学が終わる)、授業で扱う問題のレベルも高いらしいので、無理矢理でもやらせてよかったと思います。

 

 

先取り勉強できる子はした方がいいと思う理由は、やはり大学入試が難しいということにあります。

(※私が「大学入試が難しい」と言うときは、難関国立大学入試を想定しています。)

 

難易度が上がり、科目数も増え、本当に大変です。高校3年間はずっと勉強漬けでないと合格は不可能なくらい大変です。私が大学受験した約50年前、私は受験1週間前まで2つのバイトを掛け持ちしていました。今の難易度ではこれは厳しいですね。あ、でもそもそも私が合格した大学は難関大学ではなかったわ・・・

 

高校入ってから、高校の単元を基礎からやるなんて、公立高校の子はほとんどそうやっているのですが、そのペースで勉強していくと大学受験が苦しいです。高校に入ったら、授業を受ける前に学校のテキストをどんどん進めるレベルに中学生のうちに達しておくのが理想的だと思います。

 

 

理想的といっても、現実には中学のうちに高校単元の勉強は進めづらいです。少しはできるかもしれませんが、モチベーションを継続して保つことはできません。高校の勉強をしたとしても学校のテストでいい点を取れるというわけではないですから、「そんなことより明日方程式のテストがあるから、方程式の勉強しないといけないぞ」となります。

 

そこで・・・