数検をお勧めする理由 2

中学生に高校数学を勉強しようと言っても勉強は難しいので、塾の方針として「数検を取ろう」とやっていこうと思います。例えば、1週間のうち2回は学校の勉強、1回は数検の勉強のようにして、数検の勉強の枠を作る。

 

「塾の方針として」といっても、もちろん希望者だけで、興味ない人はやらなくていいです。強制させることはありません。数学は進学校、そして国立大学に合格したいという人以外はガシガシやる必要はないかもしれません。

数検合格という目標があれば、勉強しやすいですし、級という結果が取得できるのもいいです。保護者様は「もうすぐ数検の試験があるから頑張ろう」と声かけしやすいですし、生徒、保護者様、塾と三者が一体となって目標に向かえます。

 

目指すは2級(高校2年生程度)。準2級を取得する中学3年生はそこそこいますが、2級となるとぐっと減ります。200名の学年でもなかなかいないはずなので、おそらくですが、2級取得者の中学生は全中学生の1%にも満たないでしょう。

そして、2級を取って時習館高校に推薦で合格したらいいのです(合格できるか知りません)。

 

さすがに2級を持って推薦面接に臨んだら、数検について突っ込まれると思います。

 

 

先生「数検2級を持っているなんてすごいですね。数学は好きなんですか」

受験生「はい、大好きです。数学は三角関数を使っても、ベクトルを使っても答えが出る問題があり、矛盾なく1つの答えにたどり着くところが非常に面白いです。」

先生「数学で好きな単元は何ですか」

受験生「微分、積分が好きです。足し算の反対は引き算、掛け算の反対は割り算、これは感覚的にも理解できるのですが、傾きの反対が面積だなんて、まったくピンと来ず、衝撃を受けました。微分積分は日常生活で自然と習得できる考え方ではありませんので、学ぶことの重要性を再認識しました。」

 

こんな感じで受け答えしておけばいいのですよ(合格できるか知りません)。

 

 

数検2級を塾として目指したい、とはいうものの、実は塾として現状では3級までしか教材を用意できません・・・。教材会社に早く2級まで用意するようにお願いしていますが、すぐには対応は難しそうです。

別に高校数学の教材を使ってやれないことはありませんが、「数検2級対策プリント」と書いてあった方がそれっぽい感じになるから、早く準備して欲しいです。

 

数検に関しては高校受験の推薦に使えます。2級を取得できたらかなりのアピールポイントになるはずです。豊橋工科高校は確か数検を持っていたら優遇するような記載が推薦の募集要項に書いてあったような記憶があったりなかったりします(あまりてきとうなことは言えないので必ず確認してください。募集要項は毎年変わります)

 

大学入試についても、数検は使えますが、ほとんどの大学で「推薦の際の参考とする」程度です。数検1級持っていても、数学〇点換算、〇点加算などは、ほとんどありませんでした。

 

もう一つの有名な検定の英検は、高校入試の推薦に使えますし、大学の推薦はもちろん、一般入試でも〇点換算、〇点加算など定められていたりします。私が中学生、高校生を持つ親ならば、英検は受験させます。特に大学受験において、志望校の入試制度によるのは言うまでもないですが、受験しないという選択肢は基本的に取らないと思います。

(英検2級もしくは準1級をもっているいないで、受験難易度が全然変わります。英検〇級(スコア〇点)もっていれば、英語の入試点満点換算となっている大学もありますので、そうなったら一般入試で逆転不可能です。英検は1発勝負でないところもいいです。)。

 

大学受験に英検利用入試が一気に広がってきました。公立高校にも広がってきましたので、近いうちに愛知県でも英検優遇制度ができる可能性があります。

もはや受験に英検は必須となりました。ということで・・・