英検の級を持っていると大学受験に有利というよりは、北野高校の受験者の95%以上が英検の級を持っているように、英検を持っているのが普通で持っていないと不利、というようになっていくのかもしれません。
「受験に有利」以外に、高校生が英検の勉強をした方がいいと思うもう一つの理由は、勉強のランドマークになるから、です。「landmark 目印となるもの」最近、英単語を勉強していて覚えました(〃▽〃)。覚えたら使って見たくなるものです。
本当は高校に合格した瞬間から、大学受験に向けての勉強をしてほしい。
学校から出された宿題をやって、テスト週間になったら範囲のノート、プリントを短期記憶に詰め込んで・・・のような勉強はあまり価値がないので、共通テストなどの入試問題をどんどん解いてもらいたいのが本音です。
でも、これはできません。1年生に受験は早いうちから取り組んだ方がいいよ、と言ったとしても、ピンと来ないです。だから勉強に身が入らない。
だからこそ、受験の前倒しのような英検があったら、少なくとも試験に向けて英語の勉強は頑張れます。最悪、1,2年生のうちは勉強するのは英語だけでもいいです。3年生までに英語が仕上がっていれば、かなり優位ですから。
2年生の春までに2級、3年生の春までに準1級を取得できれば、受験は勝確と言ってもいいくらいかもしれません。そもそも3年春までに準1級を合格できていたら、早慶上智の最難関私大も十分狙えるレベルになっています。準1級は本当に難しいですよ。
数学も日本史も漢文も倫理もやらなくていいです。英語だけ頑張って準1級取ってもらえればそれで十分。
いついつに受験する、と期限が決まれば、それは勉強に向かわせる強制力になりますから、それが英検受験の大きな大きなメリットです。
今は大学受験に必要な英単語は5000語と言われています(この数字が正しいのかわからないですが、昔より、大幅に増えていることは間違いありません)。
そろそろ受験勉強しないとまずいぞ、となったときにはもう手遅れです。英語だけに専念できるならまだしも、他の科目も同時に勉強しなければいけないなかで5000語なんか短期間で覚えられるわけありません。
準1級に必要な語は7000~10000語くらいと言われています。準1級を取得できた時点で、十分すぎるほどの受験準備になっていますから、「英検取るよ」という方針で受験勉強を高1から進めていきたいです。