From:眞田
これから、塾をどう変えていくのか、今何を考えているのか、そういったことをブログに書いていこうと思いますので、保護者様には読んでいただけると幸いです。
塾をやっている以上、一人一人に合わせた授業を提供したいと思っています。しかし、現実的には1対1のマンツーマン授業でないと本当の意味での個別カリキュラムは難しいです。現状の制度内でやれることをやるということになります。
テストでいい点を取るために、問題演習を多くする、ということを当塾の強みとしてこれまでやってきました。これからもそれはやっていきます。
問題演習をたくさんするというのはいいのですが、生徒に応じて問題を分けられていないこと、生徒によって演習量を調整することができていないこと、に課題を感じていました。勉強が得意な子も苦手な子も、基本プリントは同じ問題をどさっと渡しています。
勉強が得意な子はそれで構いません。やれる子はどんどん成績は上がっていきます。しかし、苦手な子はそもそもプリントの難易度が全体的に高めだし、量も多すぎてうまく消化しきれていない子もいます。もちろん、様子を見て、この問題はやらなくていいよ、と声掛けはしたりするものの、ここは変えなければならないと課題を感じていました。
課題に感じていても対応することは簡単なことではありません。レベル別に今の量のプリントを用意するなんて不可能です。しかしあるとき、偶然それを解決できそうな方法を思いつきました。そこから一気に塾改革プロジェクトが立ち上がり、進んでいきました(私の頭の中で)。
まず、新しい教材を導入し、生徒それぞれの学力に応じた内容で進めていくことにしました。現在は試験運用として、中学1,2年生に基本的には英語数学の2科目を切り替えて運用しています。一部の子はさらに少し踏み込んで、英数理社の4科目を新しい教材に切り替えさせて状況推移を見させてもらっています。
ただ、このやり方は労力、時間がかかります。
今は授業前に、今日は誰が塾に来るのかを確認して、必要なプリントを準備しています。(だからそのうち、「今日振替授業でいってもいいですか」というお願いはお断りすることになると思います。原則として振替授業は翌日以降の設定をお願いすることになりそうです)
「この子は易しめの問題を使おう」「この子は全体的に勉強は苦手だけど数学は標準レベルでも大丈夫な気がする。今日の様子を見て厳しそうだったらレベルを下げればいい」「この子は英語が苦手だから英作文はいったん飛ばそう」などと話し合いながら準備していますし、授業後も話し合います。
また授業中もプリントの正解率などを見て、できがそれほどよくないようだったら、再度同じような問題を用意して再挑戦してもらったりしています。学校の進み具合は現状を話合って、次に学習する単元を決めてそのプリントを配ったりしています。
これからこれを完全実行しようと思ったら、時間枠、定員を定めないと運用はできません。今は16:30~22:00で自由に来ていいよ、となっているため人員コントロールがまったくできず、オペレーション的に運用が不可能です。
今考えている形だと、ほとんどの子の勉強時間に影響はありませんが(自由に通うことはできなくなるというデメリットはあります)、ほんの一部の頑張っている子には申し訳ない変更になってしまいます。でも、そこを変更しない限り無理なので、変更させてください。
入塾時にお約束させていただいている通り入塾時の通常授業の授業料を変更することはありません。今回のリニューアルでいくつかシステムを導入したりして(また【塾改革】の続編でお伝えします。最近は色々な会社と打ち合わせばかり。)、コストがぐっと上がりますが、それを現状の生徒に転嫁はしないつもりです。
変化をするということは、必ずいい面と悪い面があります。
私は、現状に課題があって、それを解消できそうな策があるならば、それを選択します。現状維持を選ぶことはありません。
塾良くなったね、と思っていただけるようにやりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まだまだ【塾改革】の記事は続きますので、ぜひ読んでください。