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From:眞田
私が尊敬する島田紳助さんと松本人志さんの番組「松紳」
松本さんは20代で成功したこともあって、基本的に「勝ち芸」です。しかし、「松紳」の中では「負け芸」とは言わないまでも、引いたポジションを取ることになるので、それが貴重で楽しみにしていた番組でした。
その松紳の中で、人間は生まれ変わるという話をした回がありました。
紳助
「小学校のとき勉強したやんか。授業中ちゃんと授業聞いてん、俺も。国語の時間、聞いた。隣のやつも国語の時間ちゃんと聞いた。
ほんで同じように勉強して、テストして、俺30点なのに隣のやつ90点やん。おかしいと思えへん?
こいつ、(人間)4回目やねん」
文字では伝わらないですが、テンポ、間の取り方、抜群で本当におもしろいです。
生まれ変わるかどうかは置いておいて、勉強できるできないに何回勉強したかというのは大きくかかわっていると私は思います。
1回で全部わからなくていい。わかろうとしなくていい。複数回繰り返して少しずつ分かる領域を増やしていけばいいのです。
このことに気づかせてもらったのは高校1年生のときに通っていた塾の先生でした。
その塾は渥美の田舎にあって、家の一室でやっているような塾。おそらく広告宣伝はしていなくて、口コミだけで生徒が集まっていました。私も友人に進められて入ったのです。
先生は京都大学卒で、たしか教育委員会までやって、教育委員会に嫌気がさして辞めて、渥美に流れてきて農家をされていたと記憶しています(詳しいことは知りません)。渥美と言えば電照菊が盛んなので、知識0から菊を始めたそうです。
「別にな、知識がなくてもできるんや。夜ずっと起きとれば、周りのハウスが何時くらいに電気をつけて、消してをしているか、わかる。そうやって周りから学んでいって菊ができるようになった。今ではな、このへんではわしが一番儲けとるで」
なんて言っていました。眼光が鋭くて、ただの頭でっかちではない、本当に実力のある人のように見え、私は魅力を感じていました。
その先生は、数か月分の数学を30分くらいで一気に進めていきます。私は全然ついていけずわけがわからないのですが、きりのいいところまで進めたら、最初に戻って、少し丁寧に細かく説明していきます。それも終わったら、もう一回最初に戻って説明をしていきます。
するとだんだん意味がわかってくるのです。
はじめはあまりにも速いので焦りましたが、先生が敢えてそうやっているんだなということがわかってきました。
この塾の生徒は中学生、高校生ともに予習をやってもらっていますが、このときの私の経験は塾の進め方に大きな影響を与えています。
学校よりもだいぶ先まで一気に進める。そしてある程度まですすめたらもう一度戻る。1回目のときは私はあまり細かく教えません。難しい問題は解けなくていいのです。いったんスルーでいい。また2回目をやったときに理解が深まっているはずなので、そのときに教えた方が理解しやすいです。
とは言いながらも、この勉強法は生徒がどんどん進めてくれないと成り立たちません。遅い子は1回やるだけで精一杯ということになりかねないので、たくさん勉強してくださる生徒には感謝しかありません。
松紳に戻りますが、松本さんも紳助さんに負けていません。紳助さんが「俺らは人間十何回目やで」というと
松本
「そうですよね~。こんなこと言うとヤラシイかなあ。小学校の頃にも温度差を感じてたんですよね。同級生と。なんか子供っぽいなって。うわ~鼻くそ食べとる。しょっぱいのに。あ、何でわかるんやろ!ってありましたもん。」
紳助
「俺は先月、フランス料理を初めて食うてん。そのときに『これ、前食うた!』って思ってん」
松本
「フランス人だったんですやん!!」
胡散臭くなりやすい話をこうやって面白く話せるのは本当にすごいなあと思います。
※動画が削除されてしまったようです。そのうちまたUPされると思います。