できる子の勉強法


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From:眞田

 

高校生と、できる子の勉強法について話しました。

結論をいうと、できる子(愛知全県模試や河合塾の全統模試で偏差値70を超えてくるような子)はノートの質が違います。

 

多くの子が解けない問題を正解できるのは、頭がいいから正解できるという子もいるとは思いますが、努力して正解できるようになった子は、自分のノートに思考経路がまとめてあることが多いです。

そのノートはまさに高得点を取るための秘伝書であり、外部秘扱いで厳正に管理されています。他人に見せることはありません(見せてくれる心の広い方もいると思います)。

 

この塾でも、とても価値のあるノートを作っている子がいます。そのノートをコピーして配ったら一気に成績が伸びる子が出てくると思いますが、「ノートにとてもいいこと書いてあるから、みんなに配っていい?」なんてことは私は聞きません。絶対に嫌と言うでしょうし、私もそのノートをどれだけ大事に時間をかけて育ててきたのかがわかるので、そんな野暮なことは聞きません。

 

私の「教える」原点 に書いたように、私は「ビリギャルを慶應大学に合格」させたことはありませんが、赤点ギャルを数学学年1位にしたことがあります(したことがあるというのもおこがましい。その子が頑張ったことが一番の要因ではあります。私は少しサポートしただけです)。

 

ブログにはどのようにして指導したのか詳細を書いていませんが、これは、ずばり、私の秘伝のノートをその子に公開したのです。

 

私は当時、模試の結果がよくて、毎日のように質問を受けていました。他クラスのあまり知らない人にも「教えてもらっていい?」と授業後に質問されました。

教えるのは楽しかったので、喜んで対応させてもらっていましたが、でも私は、本当にキーとなる部分は教えなかったし、当たり前ですが自分のノートを友達に見せたこともありません。

自分がいい偏差値が取れているのは、決して自分が頭がいいわけではなく、勉強法に優位性があることを十分認識していましたから、それを公開してしまったら自分の地位を他の誰かに奪われてしまいます。だって勉強法を変えたら偏差値が20近く上がるんだもの。それは勉強法にポイントがあったということでしょう。

ノートを見せたくらいでは、私が大事にしている根幹部分はわからないだろうという思いはありましたが、勘のいい子が見たらわかってしまう可能性があるので、念には念を入れて、他人には見せないようにしていました。

 

情報漏洩にはかなり気を遣っていた私ですが、赤点ギャルには心を許して、私の点を取る秘訣を公開しようと思ったのです。

一番の理由は赤点を取っているくらいだから、私のライバルにはなりえないからです。だからこの子には別にいいかなと思った。2つ目の理由としては、真剣に勉強に向き合って、私が言ったことをきっちりやっている姿を見て、この子にはいい点取ってもらいたいなと心が絆されたからです。

一緒に勉強したことは必ず家に帰って再度練習しているのを感じました。そして自分でやってみて疑問に思ったことは翌日に必ず質問してきました。そうやってコツコツ頑張ってレベルを上げてくれましたから、私のノートを見せて高得点を取らせようと思いました。

 

 

当たり前ですが、ノートの内容を知っているだけではテストで点を取れません。そのノートに書いてあることを即座に反応できるように反応練習もさせました。何度も言っている通り、テストは時間との勝負です。テスト本番に解き方を考えているようでは、その時点で負けが決定している。だから瞬間的に答えが書けるように練習することはとても大事です。

この練習をしているときは、結構、スパルタでした。思ったことは遠慮なく伝えたし、ダメ出しもしました。本気で高得点取らせる気でしたから。

ブログにはとぼけた感じで書いてありますが、本当はテスト前に、赤点回避のレベルではなく、いい点は取ることはわかっていました。それだけのことはやっていたから。高得点はてきとうに勉強して取れるものではないのです。取るべくして取るのです。高得点を取るのは予定通りなのです。

ただ、98点で1位を取るとは思っていませんでした。

 

98点を取ったときは、あまりのすごい結果に身震いして「俺の指導は神レベルではないか」なんて勘違いしていましたが、今思えば、単純に生徒の質が高かった、これに尽きると思います。教わったことを家に帰ってから再度やり直している時点でかなり赤点ギャルの素質がいいです。

 

こういった経験があって、もちろん、これはあくまでもたった1例に過ぎず、全員に言えることではありませんが、勉強にやる気があって実行に移せる子は、比較的簡単に成績は上げられるのではないか、という考えを私は根底に持っています