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From:眞田
しばらく勉強の様子を見ていると、勉強のセンスがぼんやり見えてきますから、「この子はこれくらいの順位はとれそうだな」「この高校に進学することになるかな」という感覚が得られて、概ねそのような結果になります。
しかし、どうなるのか全然想像がつかない子もいます。それは、異常なまでに勉強する子です。「たまには勉強を休んでみたらどう?」とつい声掛けしてしまう子は読めないですね。
判断を迷っている時点で勉強センスはそんなによくないことは明らかなのですが、異常なまでの努力が欠点を補っていくことがあります。さすがに入試が近くなったら、その時点の実力から判断して、合格不合格はだいたいわかりますが、入試が先の段階でどれくらい伸びるかは検討がつかないことが多いです。
そもそも、何で私が少し生徒に教えられるかというと、経験があるからですね。ただ経験があるだけ。毎年のように生徒と一緒に問題を解いているから、入試はこういった問題がよく出る、この問題はこう解けばよい、みたいなものが蓄積されているから、教えられるってだけです。
だから私がこれまでやってきた量と同じ量の問題演習をやったら、同じレベルになります。そんなものです。
お母さんに何て言えばいいかなあ。勉強のセンスがよくないから無理ですって言えばいいかなあ。めちゃくちゃ頑張っているからいけますって言えばいいかなあ。と今年も迷っています。
そう迷わせてくれる生徒がいることは有難く、幸せなことです。
塾の先生は生徒がファイティングポーズをとってくれないとサポートできないですから。