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From:眞田
1,2年前にブログに書いた記憶がありますが、再度書いてみようと思います。
先生はどこまで生徒を引き上げられるのか。
答えは、人による、となりますし、前提条件によって大きく変わるので一言で答えられない問です。でも、それではつまらないので敢えて言うと、定期テストだったらそれほど難易度が高くないので、80、90点くらいまでは引き上げられると思います。
もし、私が一人だけに時間を使って指導できるとしたらどうするか、考えてみました。
まずは軽く単元の内容を解説します。
次に、理屈の定着、スムーズな知識の引き出し、詰まりの除去、手法化、オーダメイド加工、こういったことを意識して、実際のテストで自らの力で得点できるように、問題を通して練習していきます。
勉強が苦手な子は「なぜ、そうなるのか」を理解していません。理屈を理解できていないなら問題の解きようがないではないか、と思うのですが、「なんとなく」「似たような問題を解いた経験があって、そのとき答えが◯◯だったから」といった判断軸で答えを書いていきます。
判断が感情によっておこなわれますので、これを理屈でおこなわれるように練習していきます。
もう少し正確にいうと、現場の判断を決めるのは感情です。感情で判断して、それを後付けで正当化のために理屈がつけられます。これは無意識でおこなわれます。だから、感情と理屈が一致するようにすり合わせていきます。
私は勉強ができるようになるためにはこの部分が一番大事だと思っています。しかし、時間をかけて、粘り強くやっていかなくてはならないので、塾でやり切るのは難しいです。基本的にはここは自分でやっていかなくてはならないので、個人差が生まれます。
時間はかかりますが、感情は変わる、というのも大事なことです。「この選択肢、なんか間違えのような気がする。選びたくない」と以前は思っていたとしても、練習をしていくと躊躇なく選べるようになってきます。
感情は変えられる、いい例が思い浮かんだのですが、完全にそれていくことになるのでやめます。またブログで書こう。
問題を1問1問解いてもらって、それをずっと見ています。見ていると適切な判断ができているかどうかわかりやすいので、逐一、突っ込みを入れて確認していきます。
正解したかどうかはどうでもいいです。判断の根拠は適切だったのか、それが大事。カンで書いて正解したとしても何の意味もありません。自分で再現できる事が大事です。
問題を解いていくと、突っかかるところがでてきます。何度も手が止まったり、同じミスを繰り返してしまうようなところです。なぜ突っかかってしまうのか、解いている様子や、ヒアリングを重ねて、詰まりの原因の除去を試みます。
除去が難しそうな場合は、交通の悪い道を通らなくてすむように「別の視点」「言い換え」を利用してバイパスを通します。
最後に頭が混乱するような複雑な難しい問題について、私がまず手法構築をしていきます。この手法構築が一番手がかかる。でも1人だけだったら、私が対応できます。スムーズに思考が流れるように、本番混乱せずに適切に処理できるような流れを作ります。
ただ、この手法はあくまでも私の視点で作ることになりますから、最終的に本人がその手法を扱えるかを見て、微調整しながら仕上げていきます。
もしかしたら、何を言っているかわからないかもしれませんが、私がつきっきりで指導できるとしたらこのようにやります。