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From:眞田
前回、塾での取り組みを簡単にお伝えしましたが、塾のやり方をしないと成績が上がらないというわけではありません。
大事なのは、戦略を考えること、そしてその戦略を元に学習計画を作ることです。
実際に自分で計画を立てて実行してみると、
宿題なんて出さないで欲しいなあ
授業中、内職したいなあ
塾なんて行ってられるか。その時間がもったいない
そう思ってくるはずです。
授業を受けること、わからないことを教わること、それらは成績向上にそれほど寄与しません。キーポイントは別のところにあるのです。
だから、塾に通う必要はない。塾に通わないで独学で十分、大学には合格できます。むしろ、塾に通わない方が、塾に無駄な時間を取られなくて合格可能性が高まりそうです。せめて塾に通うとしたら、どんな目的で通うのか、塾に何を求めているのか、塾は求めているものを提供できるのかどうか、自分で考えた上で通わないとね。「塾に通ったら、成績が上がる」とだけ考えているのだとしたら、あまりにもナイーブすぎると言わざるを得ません。
そんなこと言いながらも、うちは高校生を受け入れていますが、「私が高校生に戻っても塾は入らないだろうけど、こんな塾だったら通ってもいいかな」「この方針で勉強をやろうと思ったとしても、個人でもその気になったら準備できなくもないが、現実的にはほぼ不可能なので、それを代わりに用意できる塾なら少し価値があるかな」こんなことを考えて塾の方針を定めています。
でも、自分は価値があると思っていたとしても、価値があるか判断するのはお客様です。お客様が価値がないと判断するならば、価値はない。
でもさらに、価値がないと判断する人がいても、それが本質的に価値がないことを意味するとは限りません。評価者が価値を理解できないだけかもしれません。本質を捉えられていたら、それいいね、と評価してくれる人も出てきますので、私としては本質の追求に努めるだけです。