大学入試は難しい

 

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From:眞田

 

近年、大学入試を取り巻く環境は大きく変わってきました。特にこれから高校生になる中学三年生の保護者様には、私たちの時代の大学受験に比べてぐっと難しくなっていることを認識していただきたいです。

 

一番大きな変化は、もうご存じだと思いますが、センター試験から共通テストへの変更です。

 

共通テストは導入されたばかりで、批判が大きく、今後どうなっていくのか不透明なところはありますが、非常に難しく、攻略が簡単ではありません。

 

 

データではセンター試験より10%ほど得点率が下がったと言われています。

10%くらいか、それならそんなに難しくなっていないのではないか、と思うかもしれません。でも実際は、東京大学、京都大学を受験するトップ層はそれほど点を落としていなくて、中堅ところが大打撃を受けています。

私はデータを知っているわけではないので、あくまでも憶測ですが、中堅の普通科高校はセンター試験に比べて、得点率が10%減どころではないと思います。学校によっては20%減くらいになっているところもあるかもしれません。

 

センター試験は努力すれば成果が反映されやすかったですが、共通テストはそんな簡単に点数が上がるものではありません。解法暗記ではなく、問題を適切に読み取って思考する力を養っていかないと得点しづらいです。

 

 

私たちのときには、旧帝大を目指すなら遅くとも2年の春には入試勉強を始めないと間に合わないと言われていました。今は、1年の夏休みが終わったくらいから入試勉強を始めないと間に合わないと言われており、私もそれに同意します。

 

高校は大学にいくために入学するわけではありませんし、ご家庭それぞれで方針があると思いますので、それぞれの価値観でご判断いただきたいですが、もし、国立大学に進学することを考えている場合は、部活はよく考えた方がいいと私は思います。

 

文武両道は聞こえはいいですが、現実にはとても大変です。部活に入った場合、何時に帰ってきて、それから学校の課題に何時間使えるのか、入試勉強に何時間使えるのか、しっかり考える必要があります。何も考えずに入部して、学校から帰ってきたら疲れて寝てしまう生活をしていたら、とてもじゃないですが国立大学に合格できません。

部活を引退した3年の春から受験勉強を頑張る、というのは今はもう難しいです。

 

部活に入るにしても1年で終わりにするとか、2年の冬には終わりにするとかしないと、基本的には受験は勝ち抜けないと思っておいた方がいいと思います。

 

 

もちろん、国立大学といっても大学によって難易度は異なりますし、自分は頭がいいから、そんなに勉強する必要ない、という子もいるでしょう。また、浪人する前提で受験計画を立てる子もいると思います。何を目指して、そのためにどうするのか、が大事。

 

当たり前のことですが、絶対こうしなければならないというものではありません。今回はあえて、部活やると国立大学に入れませんよ、と極端な意見を言ってみました。

中学3年生の保護者様には、部活をどうするかは大学受験を大きく左右することだけは頭に入れておいていただけたらと思います。