学校の学力を測る上で見ている指標 2


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From:眞田

 

1カ月前の記事の続きです。

 

私は公立進学校を見るときに、男女比を確認します。

高校生のときに私が名付けたのですが「地域トップ校 男女比2:1の法則」というものがあって(あって、というか、私が勝手に法則化して命名しているだけです)、「地域1番手校は男が60%~70%で女が40%~30%くらいの比率になることが多く、2番手校はその逆になる傾向が高い」という法則です。

 

東三河でいうと、トップ校の時習館高校が男が多く、二番手校の豊橋東高校は女が多いという傾向がありました(なぜでしょうか)。

 

しかし今は時習館も豊橋東もほとんど男女の数に差がありません(なぜでしょうか)。

 

愛知トップ校の旭丘高校や岡崎高校は男が多いですが、それでも60%は超えていません。全国的に男女の数に差がある高校は少なくなっています(なぜでしょうか)。

 

全国で唯一、男女均衡の流れに逆らっている公立進学校は、「打倒!日比谷!」をスローガンに掲げて、今勢いに乗りまくる、横浜翠嵐高校です(本当にスローガンにしているか知りませんよ。私が勝手に言ってるだけ)。

翠嵐だけは、年にもよりますが、男:女=70:30くらいです。(なぜ翠嵐だけ男女差が大きいのだろう)

 

 

大学に目を向けると男女比は極端になっていきます。

 

東京大学、京都大学  男:女=80:20

名古屋大学      男:女=70:30

金沢大学       男:女=60:40

三重大学       男:女=55:45

 

今回はデータだけお伝えして、私の考察は伝えていません。ここから色々な仮説が出てきて考えられると思うので、考えてもらいたいです。

 

YoutubeショートとかTikTokなどで国の政治や財政に語っている動画を見て、わかった気になるのは違うんじゃないのかなあと私は思います。もちろん、そういったものがきっかけになるのはいいですが、必ず、データに当たって欲しいです。

データから読み取れること、考えられることの方が適切です。誰かが言っていることをそのまま信じるのは、それは、もしかしたらいいように扇動されているだけかもしれません。

 

自分で考える癖をつけましょう。そもそも誰かに言語化された時点でその情報は価値が低いです。動画や雑誌に載っているおすすめ株とか、絶対に買ってはだめだよ。たまには儲かることもあるかもしれないけど(上がるか下がるかは2分の1だから)、トータルで勝てるとは全く思わない。

 

ということで、これ。常にこれを見ていたら、いの一番に日本脱出できると思います 笑。ニュースで言われ始めたら、その時点で遅い。でも個人的にはこれから日本は上がっていくと思っている派です。

最新の四半期別GDP速報

 

 

 

それで、難易度を表す指標の1つに倍率があると思います。

基本的に倍率が高ければ、入試難易度は上がります。ネットで調べて偏差値が低かったとしても、倍率が高いと厳しいです。

 

ここでまた、豊田高専の一番高い学部の情報工学科に話が戻りますが、情報科はコロナの1年目に、社会的背景もあって、一気に倍率が上がります。国公立高校では考えられない学力入試倍率が5倍まで跳ね上がりました。

そこをピークに年々倍率が落ちてきて、昨年はここ10年くらいで一番低いくらいの倍率になりました。

 

「倍率が下がってきているから、最近は易化しているのかな。」と思って昨年の数値を見ていたのですが、眞田のかんぴゅーたがビビビッと2つの数値に反応しました。

「合格者平均点」と「男女比」です。

 

「合格者平均点は過去最高点だ。でもこれは入試問題が簡単だった可能性がある。しかし・・・合格者の男女比がいびつ過ぎる。学力試験の合格者は29人。内訳は男27人女2人なんて・・・この女子比率は東京大学理科1類を下回るぞ」

 

もちろん、理系学部なので、受験者数がそもそも女は少ないです。だから、男女それぞれで合格率を出してみました。(←お前、何やってんだって話ですよね。すみません、病気なのです。株価や為替などのデータもずっといじっていて飽きないです)

合格率でも男の方が2倍以上高い。合格率は、男女比2:1の法則に当てはまるから、もしかしたら、昨年はかなり厳しい入試だったのかもしれない、と仮説を立てました。

 

それで、どうしてもこれを確かめたくなりました。どうやって確かめたらいいだろうと思って、「最近、高専はレベル上がっていますよね」ととりあえず先生に尋ねることにしました。

そしたら「はい、最近はレベルが高いのですが、特に今年の1年がレベルが高いと先生たちで評判です。どの科目のテストでも点数も高い。今年はクラスメイトのレベルが高くてうちの子はついていけるのだろうか、と不安を保護者面談で口にするお母さんも多いです」とおっしゃっていて、やはりそうだったか、と仮説の確認ができて、大満足でした。 これを確認したいがために説明会に参加した説すらある