自分勝手


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From:眞田

 

間違えた問題は、どこを教えてあげたら改善するのか見当をつけたいので、なぜこの答えになったのか、どう考えたのを尋ねます。

 

すると、

 

「〇〇だと思って・・・」

と言われることはよくあります。

 

 

「掛け算したらいいと思って・・・」

「ここが90°だと思って・・・」

「likeが入ると思って・・・」

 

「だと思う」のはいいのですが、それが本当に適用されるのかどうかを客観的なルールに基づいて判断しなければならないです。

こうやったら結論が導かれるよ、こうやったら答えにたどり着くよ、というルールや公式が教科書に紹介されています。そして、その通りに実行するからこそ答えを再現できるのです。自分勝手な思い付きルールで正解にたどり着けるわけがありません。

 

勉強が苦手な人の99.98%は、オリジナル自分勝手ルールを適用して問題を間違えまくっているので、毎度のことだし仕方ないか、と思えますが、上を目指そうとしている人でこんなことをしていたらだめです。だめです、というか、そんなことをできてしまう思考レベルに危機感を持ってください。

 

そんな主観的な「だと思う」で答えが出るわけないじゃないですか。

そんな主観的根拠に基づいて答えが出る問題なんて、テストになり得るわけないじゃないですか。

「bookだと思って・・・」そんなのが答えになるのであれば、僕は「penだと思って」答えを書きますよ。これはどうなるのですか。

前後の文章を読んで、答えとなりそうな単語を思いつくのはいいけど、それが英文法のルールに即しているのか検討しているのですか。

英文法を無視していいのであるなら、これまで習ってきた文法は何だったのですか。

そもそも、採点基準について考えていますか。

問題作成者の意図を感じ取ろうとしていますか。

「90°っぽいから」って、もし本当に90°であるなら、めちゃくちゃ簡単な問題になるじゃないですか。そんな問題、入試の最後に出題されるはずないじゃないですか。

「90°っぽいから」ってまさにそれが問題作成者がひっかけたいポイントでしょ。自分から罠にかかりにいくってどんだけナイーブなのよ。

 

・・・こんな感じで、4時間くらいグチグチ言えます。

 

 

僕らは、「素直であれ」「人の意見に耳を傾けられる人間であれ」そんなことを小さい頃から言われて育つわけですよ。でも具体的に素直さを伸ばす練習方法は教わらないですね。何で教わらないかというと、そんなこと言っている大人自身が素直さを伸ばす練習をしていないからです。

素直さを伸ばす練習をしていないし、そもそも自分が素直であるのかどうかの検討もしていないし、素直さはどうやって伸ばしたらいいのかの思索もしていない。てきとうなことを、それっぽいことを、自分のことを棚に上げて、口から出まかせで言っているだけです。

 

そこで、私から素直さを伸ばす練習法の提案です。

 

「勉強を頑張ろう。点を伸ばすことを意識しよう。そしたら素直さが身についてゆくよ。」

 

他にも私が考える素直さを伸ばす練習方法はありますが、中学生、高校生にはこの練習方法が最適だと思います。

 

人のアドバイスに耳を貸すことは危険性を孕んでいます。そのアドバイスが間違えていることがあるからです。思索や検証が重ねられた上でのアドバイスは価値があるかもしれませんが、ふとした思い付きでされるアドバイスははずれの可能性が高いです。

 

人からのアドバイスは正解なのか不正解なのかわからないことが多いですが、勉強は絶対的な答えが存在しています。人によって答えが変わるようなものではありません。だから人のアドバイスではなくて、【勉強】に耳を傾けることをお勧めします。安心して解答解説に耳を傾けて大丈夫です。

 

間違えた考え方をしている自分を維持しようとしていたら、勉強の点数は絶対に伸びませんので、伸ばそうとする過程で自然と素直さが育っていきます。

正しい考え方に耳を傾け、正しい判断ができる人間になっていきましょう。