覆すのが不可能な状況


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From:眞田

 

小学生のとき、友達の家の周りで鬼ごっこをしていました。

 

 

 

祠のようなものの近くにいたとき、視線を感じました。

↑祠

 

車に乗ったおっさんがこっちを見ているのです。少し怒っているように見えました。

ここに車を停めたいのかな

そう思って、さっと走って隅に別れました。

 

でもおっさんは車を停めるわけでもありません。そしてどこかに行きました。

後から考えてみるとそこは車を停めるような場所でもなく、階段があるからそもそも車が入って来られない場所でした。

 

あれは何だったんだろう、と思いながらも、またみんなで遊んでいたのですが、次におばはんが現れて私にこう言いました。

「あんたたち、お金取ったでしょう」

 

あー、そういうことだったのか、とすべてを悟りました。

 

祠には賽銭箱はなかったのですが、お賽銭みたいな感じでそのへんに、風化して腐ったような1円や5円があったような気がします。それをお前たちは取っただろうというのです。

100円だったらまだしも、小学生と言えども汚い1円なんて欲しいとも思わない。そんなもの拾ったところで何も買えないのだから、取るわけはないのです。

 

でも、おばはんは盗んだと思い込んでいるし、怒り心頭です。説明しようとも思ったのですが、冷静に振り返ってみて、私たちの行動は怪しく見えたかもしれないとも思いました。

話をしても無駄であることがわかったので、私は黙ってその場から立ち去ることにしました。

 

どうせ、自分の家じゃないし。ご近所関係がどうなるとかも関係ないし 笑。

自転車に乗って帰ろうとすると、おっさんとおばはんが友達の家に入っていくところが見えました。

 

翌日、友達が「あのバカが家に乗り込んできて大変だった。何言っているかわかんねえし」と笑っていました。

 

 

 

中学生のときです。

 

体育の授業でサッカーがあり、友達とペアを組んで練習することになりました。その友達はサッカーが上手ではなかったので「上手な人と組みたいんだけどなあ」と私は冗談めかして言っていました。

シュート練習をしたとき、友達の蹴ったボールが枠から大きく外れました。そのボールを、骨折で授業に参加できず、見学していた子がキャッチしようとしたのですが、うまく取れず、肩にあたってボールが変な方向に飛んでいきました。

 

その様子がとても不細工だったので、私は「うわ、下手くそ」とぼそっと独り言のように呟きました。

 

それをペアを組んだ友達が聞いて「もういい。お前とは組まない」と怒りました。

一瞬どういうこと?と思ったのですが、すぐに状況を理解して、「いや、違うって。ボールを取れなかったやつのことを下手くそって言ったんだって」と言いましたが「いや、絶対、お前は俺のことを言った」と私の主張を聞き入れません。

 

まあ、そりゃそうですよね。これまでの状況を考えれば、自分のことを言ったと考える友達を理解できます。

まだ私が「おーい!ちゃんととれよー下手くそー」みたいな感じで叫んでいたらまだ違ったと思いますが、ぼそっと言ってしまったから、余計に本音の悪口のように聞こえてしまったと思います。練習前に「お前は下手だ」なんて言っているし。

 

こりゃ何を言っても無駄だ、そう思って、ごめん、と謝るだけにしました。

 

 

こういうことって、たまにありますよね。

私は、状況的に覆せないなと思った場合は基本、諦めます 笑

 

一応、説明はするだけして、あとは相手に任せます。あんまり「そうじゃないんだって!」といっても言い訳くさくなってしまいますし。

 

できるだけ誤解のないようにしたいのですが、完全になくすのは難しいですね。