覆面ビリオネア

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From:眞田

 

「覆面ビリオネア」というドキュメンタリー番組がYoutubeにあります。

これは億万長者が素性を隠して、自分の知らない街に行き、ビジネスを一から立ち上げを目指す番組です。

 

完全なるドキュメンタリーなのかな?ちょっと怪しいなと思うところはありましたが、ビジネスの難しさ、大変さを見ることができ、とてもおもしろい番組でした。

 

 

この番組で一番興味深かったのが、人材についてです。

とてもおもしろかった、と言いながら、流し見していたので、もしかしたら間違っているかもしれませんが、人材採用の場面がありました。

 

億万長者のグレンが人材を募集して、面接をしました。ある女性を、この人は少しメンタルに問題ありそうだな、という理由で不採用にしたのです。

 

そこから時が過ぎ、お祭りイベントにお店を出店することになりました。このとき、人手が足りなくて、どういう流れだったか忘れましたが、以前不採用にした女性が手伝ってくれることになりました。

仕事を任せたら、とても仕事ができる方であることに気づきました。お店はマネージャーを任せていた人が使えなくて、うまくまわりません。途中で、責任者をその女性に任せたら、うまくまわり始めました。

 

そのイベントで得た収益をもとに、飲食店の店舗を出すことになりました。その店舗での仕事ぶりを見て、億万長者のグレンは飲食店の会社を女性に譲渡しました。

 

 

私も動画を見ていて、メンタルが不安定そうだし、採用しない方がいいだろうな、とグレン同様に思っていました。でもそんな人が最後、グレンに認められて社長になるのです。

 

やっぱり、人ってやってみないとわからないことが多いです。この人は使えると思った人がダメだったり、ダメだと思っていた人がすごくよく働いたり、そんなことはよくあります。

 

これを見て、解雇規制は撤廃して、自由にいつでも解雇できるようにした方がいいんじゃないかなあと思いました。

 

しっかりした企業は、ひとたび採用したら、簡単に解雇することができません。これは労働者保護のようでそうとも言い切れません。

簡単に解雇できないならば、ダメな人を採用しないようにしようと意識が働き、採用に慎重になるからです。

 

企業にとっては、仕事ができる人が欲しいだけです。会社のプラスになる人材ならだれでもいい。男でも女でも、若者でも年寄りでも、中卒でも大卒でも何でもいいです。求めるのは仕事ができる人、それだけです。

やってみてもらって、だめだったら、うちではない方がよさそうだね、でいいと思います。グレンは仕事の様子を見ながら、頻繁に従業員のポジションを変えていましたが、あれはアメリカだからできることだろうと思いました。

 

簡単に解雇できないから、年齢が高い人は頑固で扱いにくい、高卒は頭が悪い、などと固定概念で決めつけて、避けるようになります。

70歳でもいい仕事をする人はいますし、大卒より仕事ができる高卒もたくさんいます。

 

気軽にチャンスを与えて、結果を見て判断するようにした方がいいと動画を見て思いました。

ビジネスを立ち上げて、グレン、すごい!というよりも、バイト面接で不採用にした人が最後は会社のオーナーになっていたことがとても印象的でした。