臨機応変と場当たり的
From : 眞田
その時々の状況に応じて、いい感じに対応していくのが、「臨機応変な対応」と言い、よくない感じに対応していくのが、「場当たり的な対応」と言ったりします。
私も、臨機応変はいいが、場当たり的なのはだめと言っています。
臨機応変なのか、場当たり的なのか、この点については偏差値が70を超える子によく話すことですが、何をもって臨機応変というのでしょうか。何をもって場当たり的というのでしょうか。
この区別がついていないと、テストの最中に臨機応変な対応ができませんよね。
一つ大事なことは、結果から判断してはいけないということです。
ほとんどの人は結果で判断しています。とっさの対応をして、結果が良ければ臨機応変の対応と褒めたたえ、結果が良くなければ場当たり的な対応と非難します。後出しじゃんけんであーだこーだ言うのです。
こんな判断では現場では全く使い物にならない。
因果関係が明確なものであるならば、結果で判断してもいいですが、因果関係が明確ならそもそも迷うこともありません。その場の判断で迷うものは、どんな選択をするのが正解なのかわからないケースなのです。
何が答えなのかわからないケースの対応が問われるのです。
あなたはその場合にどのように判断しますか??
この点について、ほとんどの人が考えていないです。
だから、考えておくのです。