センター英語 7月30点→120点

英語が全然できません。

そういって7月に訪ねてきた子がいました。

 

英語ができない、そういってくるのは大抵男の子です。

 

英語が苦手な子は多く、ああ、また来たかという感じなのですが、その子は出来なさ具合が突き抜けていました。

 

まず模試を見たところ、英語 30点

 

ん??

一瞬目を疑い、これは進研模試かな?と確認したところ、やっぱり河合のマーク模試。200点満点のテストです。

 

これまで、英語が苦手という子でも60点70点くらいはとっていたので、びっくりしました。

 

 

その子の高校は田原市の成章高校。

 

成章高校は田原市の子の多くが進学を希望する高校で、下と上との学力差が大きいとても珍しい高校です。

 

10年前は入学者の平均内申点は36くらいありましたが(成章の先生からの伝聞です)今はそこまではおそらくなく(私の予想では30あるかないか)、学力レベルの低下が起こっています。

 

2012年、2013年の入試に至っては定員割れして、2次募集を行っています。(ということは受験者は全員合格できていることを意味します。)

 

そんな状況でも、毎年国立大学への進学数が落ちないのは成章の先生がとても頑張ってくださっている証だと思います。

 

話がそれました。閑話休題。

 

とりあえず30点だろうとやるしか道は残されていませんので、毎月、勉強計画表をたてそれを実行してもらうことにしました。

 

そしてあっという間に半年が過ぎ、センター試験を迎え、自己採点の結果を報告しに来てくれました。

 

「先生、俺、英語30点だったのが、120点になりましたよ。俺、頑張りましたよね?」

 

う~ん、

 

確かに結果だけをみれば頑張ったようにも思えますが、でも私はその子が、私が期待していた勉強量をこなせていなかったのを知っています。毎月何か、理由をつけて1カ月の勉強量をこなせていませんでした。

 

だから私としては、しっかりやっていれば、もっととれたのに!という感情が先にわいてきたのでした。

 

 

適切な勉強方法で、量をしっかりこなしていけば、勉強の成果はどんどんでていきます。

 

それをみなさんに知っていてほしいと思います。