スパローズ大和さんの講演

From:眞田

先日、お笑い芸人スパローズの大和さんの講演に参加してきました。私の子供たちも参加させていただきました。参加者は6,7名と少なく、スピーカーとの距離は近くて非常に満足度の高い講演会となりました。

もちろん、私は大和さんのシャツを着て一番前の列に座りました(1番前の列と言っても、2列しかない)。大和さんはすぐに私のシャツに気づき、「僕のシャツじゃないですか。僕のシャツを着てくれているということは、僕の敵ではなさそうだ 笑」と言ってくださいました。私は本を読んで内容をしっかり把握していることをアピールし、講演会の参加者の中で一番のファンであるように振舞いました(大和さんを知ったのは1か月前だというのに)

大和さんの講演の内容はすべてが素晴らしかったですが、特に印象に残っているのは、「売れる芸人と売れない芸人の違い」についてのお話でした。

大和さんは20年以上お笑いの世界にいて、売れる芸人、売れない芸人を分けるポイントに気づいたそうです。

何が、「売れる」「売れない」を分けていると思いますか??

売れる、売れない、その差は「住む場所」にあったそうです。

売れていない芸人=お金がない ので、地価の安い地域に住むことが多くなります。芸人さんたちは毎日のように仲間と飲むそうですが、近所の芸人さんと飲むことになるので、自然と売れていない芸人同志で飲むことになります。傷のなめあいや愚痴が多くなったりします。

一方、売れていなくても無理して地価の高い地域に住むと、その地域に住んでいる人から(つまり売れている芸人さん)飲みに誘われます。そして売れている人と一緒に時間を過ごせば、実際に売れている人からアドバイスをもらえたり、自然と話芸が磨かれてきたりします。人は良くも悪くも、一緒にいる人の影響を受けるので、誰と時間を共有するかは非常に重要なのです。

つい最近、バイキングの小峠さんとザブングルの加藤さんの話がたくさんネットニュースに出ていましたが、加藤さんは売れていない小峠さんに「そんなところに住んでいたら、一生売れない。金を貸すから引っ越せ」とお金を渡したそうです。引っ越してからは小峠さんはどんどん売れ始めて、小峠さんは加藤さんをとても尊敬しているし、感謝していると、大和さんはおっしゃっていました。

私はこの話を聞いていて、やっぱりそうかと思いました。以前にブログで書いたことがありますが、私が高校や大学はよりレベルの高いところにいった方がいいよ、と言っている理由は「売れる・売れない芸人論」と同じです。学力の高いところの方がすごい人がいる可能性が高いし、そこから受ける良い影響も大きいからです。

公立中学は「地域」のフィルターがかけられています。これも場所によっては大きな意味を持つかもしれません。高校、大学は「学力」のフィルターがかかっています。学力レベルが高いところと、そうでもないところでは受ける影響は全く違うでしょう。

私も、どの環境に自分がいるかは非常に重要だと思っているので、最近はあまりいけていないですが、定期的に東京にいって、いろいろ情報交換したり、教わったり、食事をしたり、自分よりはるかに上のレベルの人と時間を共有させてもらっています。