「合う」とか「合わない」とか


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新しいブログをつくりました。

 

From:眞田

 

私は入塾説明のときに「塾は合う、合わないがあるから、合わないと思ったら入らなくていいですよ」とよく言います。

本当はそんなこと思っていないですが、そう言っておいた方がいい感じかなと思って、言っています。

 

「合う」とか「合わない」とか言いますが、どういうことなのでしょうか。

 

合う塾、合わない塾、合う勉強法、合わない勉強法。

 

合う塾、合う勉強法が良いに決まっています。でも合うってどういうことなのか具体的に言えるでしょうか。言えないとするなら、合う合わないについて言葉だけ使ってるだけで、しっかり思考できているわけではないかもしれません。

子供が、わかりやすい、この塾が自分に合っていると思う、そう言ったら「合う」と判断している方も多そうです。

 

ちなみに、塾の先生は「わかりやすい」を演出することができます。この塾すごい、こんな裏技全然知らなかった、と思わせるのなんかお手の物です。ただ、それと学力全体的に上げていくのは別の話です。

少なくとも私が体験授業をしたとき、家に帰って「すごいわかりやすかった。この塾に入ったら成績上がりそうな気がする!」と言っていたら、そう思わせるようなテクニックを使っていると思っていただいて大丈夫です。(何が大丈夫なのかわからんが)

 

 

合う合わないについて思っていることを書こうとしましたが、全部書くとすごく長くなりそうな気がするので、ほんの少しだけ書こうと思います。

 

スポーツで考えてみたいと思います。

うまく投げたり、ボールをキャッチできないような、野球を始めたばかりの子はいきなり練習試合に参加したところで、それはいい練習にはならないでしょう。

そういう子は練習試合よりもキャッチボールの練習が合っていると言えます。

 

では、その子が「キャッチボールの練習こそが自分に合った練習方法だ。僕は僕なりの方法で、このキャッチボール練習で、野球を上達するんだ」と、ずっとキャッチボールの練習していたとして、練習試合をバリバリやっているようなレベルのライバルに勝てるようになるでしょうか。

これは難しいですね。追いつくどころか実力差は大きくなるばかりです。

 

本当の意味でのマイペースでやるつもりならいいのです。

周りがどうとか関係ない。ライバルに追いつくとか考えない。順位は最下位でもいい。評価基準は昨日の自分より成長しているかどうか。だったらいいと思います(こういう考え方も大事だと思います)。

でも、競争で勝ちたいと思ったら、合うとか合わないとかよりも、目標達成のために必要なことを考えて練習していく。たとえそれが苦手だったり嫌悪感があるものであっても練習していく。それが必要なのではないかと思います。

 

「合う合わない」の判断基準は日ごろから取り入れてしまいがちなので、安易に言葉を使うのではなく、もっと具体的なところまで合う合わないについて考えてみることが大事なのではないかと考えています。