こちらから塾の公式ラインに登録していただけます。
塾への連絡手段としてご利用ください。
体験授業の希望される方もこちらから連絡可能です。
※体験授業や保護者面談は基本的に指名があった場合のみ、眞田が担当します
新しいブログをつくりました。
From:眞田
このプリントやっておいてください、と言うと、「まだこの単元は学校でやっていないのですが・・・」と言われることがあります。
学校でやっていなくても、わからないながらもやればいいじゃん、お手伝いするし。と思うのですが、それは口にしません。「問題を解くにも、何もわからないのだから、解けるわけないでしょ」というのは、その通りではあると思うからです。そして習っていないものを解かせようとするのは、一般的に考えたら不親切な塾になるとも思うからです。
でもつい私は、解けなくても解いてみればよくね?と思ってしまいます。
ほんの数名の子だけ、躊躇なく進んでくれる子がいます。その子たちのプリントはほとんど赤字です。だって習っていないのだから解けるわけありません。問題を解けと言われても解けないから、答え合わせで全部赤字になるのです。
それでも次のプリントに入ると少し正解するところがでてくるのです。また次のプリントに入るとさらに正解が増えてくるのです。
私はこれでいいんじゃないかと思っています。最短でできるようになると思いますし、問題から入った方が単元のポイントを掴みやすいです。
2学期期末テストのときは、子供に「どうせテスト勉強しないでしょ。それなら数検でも受けようぜ!」と提案し、テスト週間中に準2級、その1週間後に2級を受験することにしました。2級くらい受かるだろ、と軽いノリで2級も申し込んでしまいました。
準2級の試験から2級の試験まで1週間しかありません。2級は高校2年の範囲なので、1週間で、三角関数、数列、ベクトル、対数・・・などなどの1年分を勉強する必要がありました。
そんな短期間でできるようにしようと思ったら、「そもそもベクトルとは〇〇で△△であり・・・」のような解説授業をしていたら間に合いません。
私がしたことは、ただ問題を渡して「これ、やっといて」。それだけです。わからないながらも問題を解いてもらい、答えと照らし合わせて考えていってもらいました。たまに「ベクトルを実数倍するって、具体的にどういうこと?」など質問が来るのでそれに答えたくらいです。
欠点だらけの息子の唯一の良いところは、こんな雑に「やっといて」でも、何も文句を言わずに当たり前のように自分で考えて進めるところです。ここだけは長所です。
でも私はこれが一番いいと思っています。「わからないながらも、自分で考えながら進める」これが一番いいです。自分で考えて考えて考えてそれでもわからない場合は、自分より先に進んでいる人にヒントをもらう。
わからなくても、頑張ったらわかってくるものです。時間が掛かるし、わからないストレスがありますが、頑張ったらわかってくる。そうやって積み重ねて言った知識は、教わってわかった気になってる知識とは全然質が違いますから、強いです。