お母さんのせいではない

成績が上がらない、勉強しない、だらだらごろごろしている、無気力

親は、多かれ少なかれ、我が子のそういった状態に不満を感じているものです。

 

子への愛が深いほど、改善させようといろいろ試みたり、自分の育て方が間違っていたのかしら、と自分を責めたりしているように思います。悩んでいる方は本当に悩んでいらっしゃって、気の毒に感じることもありますが、私の今の考えをお伝えすると「なるようにしかならない」そう思っています。

 

なるようにしかならないと思うのは、人は思い通りに育てることはできないから。人格を破壊して、思考を奪ってマインドコントロールするなら別かもしれませんが、人を思い通りに動かすなんてできません。どんなに願って声掛けしても、どんなに想って働きかけても、変わらなかったら変わらないのです。仕方がない。

もし、めちゃくちゃ強く願って、熱い想いで働きかけて、相手に拒絶されても、働きかけて、を繰り返すことで、相手が変わって振り向いてくれるのだとしたら、この世からストーカーはいなくなります。

思い通りに育てられないのであれば、もし子供の状態がよくなかったとしても、それは親のせいではありません。だから自分を責める必要はありません。と、私は思います。500人くらい子を育てて、全体的な傾向として子供がよくない方向に育っている様子がみられるならば、それは親のせいである、と言えるかもしれませんが、2、3人育てたくらいで親の教育の良し悪しを測ることはできないです。

 

なるようにしかならない、その言葉からは諦めが伝わるかもしれませんが、私の感覚は全然そうではなく、むしろポジティブなイメージです。なるようになると思っていると、そこから執着が生まれて、執着が蓄積すると腐敗して腐臭を放ち、周りに悪影響を与え始めます。それはストーカーがよくないのと一緒です。自分の感情もいい状態に保つのは難しいです。でも、なるようにしかならないか、そう思っていると執着は抑えられます。

 

以前もこんなこと書きましたが、まだそのときと考えは変わっていないようです。あくまで今の私の考えで今後変わっていくかもしれません。