1年間何を考え、何をしてきたのか 2


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新しいブログをつくりました。

 

From:眞田

 

私が勉強で一番大事にしているものは「再現性」です。

 

その再現性の根幹の1つは「積み重ね」です。

「勉強は積み重ねが大事だよ」よくそう言われますが、でも、それを言っている人のほとんどは、ただてきとうに「積み重ね」という言葉を使っているだけ、に私はまま感じてしまいます。

 

私の言う積み重ねは、本当に積み重ねるのです。一つ一つ積み木を上に載せていくように。昨日は3つ積み木を積められた、今日は1つ積められた、そんな感じで毎日着実に積み重ねていきます。

何を積み重ねるのか。それは、スキルです。熟練した職人を目指して、素人には到底真似できないような技を持つ職人を目指して、問題を解くスキルを積み重ねていきます。

 

となると、できるだけその積み重ねるスキルは汎用性のあるものが望ましい。

この場合の「汎用性がある」とは、できるだけ多くのテストに通用するスキルです。Aのテストには使えたけど、Bのテストには使えなかった、これは仕方のないことですが、AテストにもBテストにもCテストにも使えるようなスキルをできれば積み重ねたい。

ある特定の限られたテストにしか通用しないならば、そのスキルは資産性が弱いです。

定期テストは、出題される問題もある程度はわかっていますし、ある特定の先生が作成するという特殊なテストですから、ここに焦点を合わせることは逆に危険であると判断しました。

また、定期テストは2週間くらい潰れてしまいますから、その間受験勉強する時間がなくなるのが非常に痛いです。

 

そこで子供には「定期テストのための勉強はせずに、入試に向けた勉強をしてくれていいよ。そしたら定期テストではいい順位はとれないかもしれないけど、夏の学力テストでは1位を取れる。もし、難関私立を受験する場合は、内申点関係なしの、本番1発勝負だから、本当の実力をつけないと負ける」

と伝えたところ、定期テスト勉強は嫌いだから入試対策をしていきたい、とのことでした。

 

確か、中学2年の3月には中学3年生の単元をほとんど終え、そこからは入試問題対策をしていきました。はじめは私から勉強方法について厳しく叱責されながらも、手法が定着し、着実に力をつけていっているのを感じました。

 

 

ここで少し補足ですが、この定期テスト向けの勉強をしないというのはそれほどずれた方針ではないと思っています。(でも真似しないほうがいいです)

というのも、3年生になるとどこの中学も出題の傾向が変わってきて、学校のワークやプリントからの出題が減ってきます。全く見たことない実力問題も出題され始めます。だから真の実力がついている場合は、トップはとれませんが、それほどひどい点数になる可能性は低いと考えています。

あと子供には「ワークから出題されたら上位層で差がつかない」「入試を考えると実力問題が多い方がいい」「〇〇先生は力がないと解けない、いい問題を作りますね」などなどのロビー活動を積極的にするよう伝えました。 笑

この戦略でよかった点は、同じ学校のトップクラスの子から「ここから出題されるから、せめてこれやっとけ」と勉強のサポートをしてもらえたことです。「こいつは1位を争うライバルじゃない」そう判断したから、助けてもらえたのです。ライバルだったら、手を貸さないから。これは本当に助かりました。トップの子は出題ポイントが分かっていて、勉強に無駄がないのです。

 

そんなこんなで、みんなが定期テスト勉強しているところ、ひたすら受験勉強を続けて、難問を解く力をつけていきました。9月の学力テストでは、4月の学力テストより100点上げて、450点を超えてきました。

 

つづく