センター模試の報告

本日、高校2年生の初めてのセンターマーク模試がありました。

先ほど、生徒から「数学が75%取れました!」とうれしい報告がありました。

その子は約1か月半前は18%だったのです。それが30、40、50、60と取れるようになっていき、模試では70%を超えてきました。

もしかしたら、平均点が高かった可能性も否定はできませんが、対策してこなければ取れなかった点数だと思います。

他にも、1年生なのにもうすでに90%近くを取ってしまう子もいます。もともとは低かったのに一気に伸びてきました。志望校がそれほど高くないので、今は会うたびに大学を上方修正するよう働きかけているところです。

こういう子の特徴は「やる」のと「センスがよい」です。

めちゃくちゃ勉強しているわけではありません。部活にもかなり力を入れて頑張っていますし、おそらく塾以外では全く受験勉強はしていないと思います。

でも塾来たときはきっちりやるのです。本当はもっとやってほしいですが、受験が近づいてきたらしっかりやるでしょう。

「宿題が・・・」「テストが近くて・・・」そういう子もいますが、やる人はやるのです。

そして、アドバイスされたときの取捨選択のセンスがいいです。

アドバイスをされたときに自分がどう判断したらいいのか、その指針を一度伝えた方がいいとは思いながら、しないでいるので、またいつかしようと思います。

アドバイスは、従うのか従わないのかを自分が選ぶのですが、そのセンスの良さを感じます。ダメなアドバイスを選ぶのはだめだし、いいアドバイスを選ばないのもだめ。ダメなアドバイスを捨てて、いいアドバイスだけを選択するセンスがアドバイスされた側に求められますが、上がっていく子はこの選択のセンスの良さを感じます。

上がっていく道はあるのに・・・

横道にそれていく・・・

短期間で急上昇する人もいれば・・・

3年間やってもセンターで50%60%止まりの人もいる・・・

本当に本当にもったいないことですが、これが現実です。

この塾でもセンター対策をやれている子とやれていない子がいます。

やれていない子は「そんなのやっていられるか」と反抗的な気持ちがあるわけでは決してなく、言われてもなにもピンときていないのです。そして差が大きく開いていることすら気づかない。だから、本当はテクニックは二の次で、閉じた目を開かせる導きの方が断然重要になってくるのです。

「実は、エリート教育というのは、判断や行動に影響を与える上流概念を洗練させ教育することである。エリートを育成しているところはそういう教育を行っている」

そう私の師匠から教わりました。そういうのを横文字でマインドセットといったりしますが、その重要性をひしひしと感じています。