無意識の行動

私は、感情の起伏は激しい方だとは自認しているのですが、注意したり、怒ったりはしないほうだと思います(それがいい悪いは別にして。タイプ的な話です)。塾でも怒ったことはありません。たぶん。

 

ちょうど今日、学芸会の振替休日で息子が朝から学童にいっていたのですが、学童の先生から「言うこと聞かなくて迷惑だから迎えに来てください!」と電話がきてしまいました。迎えにいくと、息子なりに反省した表情だったので、私からはとくに怒ることはしませんでした。「お、自分なりに反省しているぞ。感情がコントロールできなかったんだなあ。僕も昔そうだったな。しっかり遺伝子が伝わっているじゃないか」なんて思いました。

息子はたまに大人の言うことを聞かないことがあるのです。みんなが体育すわりをしているときに、それが気に入らなくて、ずっと寝そべっていたり。そういうところはすごいなあと尊敬します。息子にとっては、私は一筋縄ではいかない怖い存在ではあるので基本的には私の言うことは聞きますが、それでも自分の主張を押し通そうとすることはあります。

私は子供のころ、大人の目を気にしていい子になろうとしていたので、息子の、大人の評価、目線、怒りを気にしていないところは羨ましく思います。でも、「人の言うことを必ず聞く必要はないし、自分の信念を通したいならそれでいい。でも、相手も同じようにあなたの主張を聞き入れなきゃいけないわけじゃないし、場合によっては排除されることもあるから、そういうことも考えておきなさい」とは伝えています。今日はその排除された日で、どう考えただろうか。いい経験です。先生にはご迷惑をお掛けしたので、何かお詫びの品でも持っていこうと思います。

 

と、今日はそんな我が子の問題児ぶりを伝えようとしたわけではありません(汗)。別のことを書こうとしたのに、いきなり脱線してしまいました。

 

前にもブログに書いた気がしますが、基本的に私は口うるさくいわないけれど、無意識の行動から読み取れることについてはついつい口をはさんでしまいます。

 

先週も、ある生徒がなんとなしにある行動をとって、それを認知した私は反射的に「ちょっとさあ」と口にしていました。「お母さんは整理整頓しなさいってしつこく怒るでしょ?ものが整理されていないのはもちろんだけど、それ以上にそのてきとうで雑な心がだめだって言ってるんだよ。普通はそんなことしようと思わない。そんなことをするような心でいてはだめ」と言ったら、「はい、その通りだと思います。このことをお母さんにいったらめっちゃ怒ると思うので絶対に言わないでください!!」と言われました。お願いされたから黙っておこうと思います。

 

明らかな失敗などよりも、どうでもいい些細な行動に反応して意識が向いてしまいます。当の本人にとっては、「なんでこんなどうでもいいことでぐちぐち言われなきゃいけないの」と思うでしょうし、細かなところに口うるさいおっさんなりかねないので、私は私で注意していかなきゃと思っています。