明日からテスト

From:眞田

明日からテストが始まります。

みんなのプリントを見ていて思うのが、「よく自分で考えられるようになってきたなあ」です。順位がいい子はもちろんですが、そこまで順位が高くなくて、いつも頭が整理されていない美しくない答案を提出していた子も考えられるようになっています。

雑なのはだめだ、丸暗記はばかになる、頭がよくなるような勉強をしろ、たいていの人は考えることができないからだめなんだ、考えるのを面倒くさがっているから順位が低いままなんだ、とずっとぐちぐちねちねち言ってきて、その効果が表れてきたのかなあと思います。やはり人の悪口はぐちぐちねちねち言うに限ります。

私はよく息子に、「考えて次の一手を準備しろ」と言っています。野球のプレーを見ていて考えられていないのが分かるからついつい言ってしまうのです。でも、考えろ、といったところで、知識や経験がないと考えることができないんですね。考えられていない人に「自分の頭で考えろ」というのは適切な指摘ではなかったりします。

私は息子に考えろというくせに、自分は野球のカバーはよくわからないのです。ちゃんとした野球を経験していないから、状況に応じて誰がどこのカバーに入るのかは瞬時に判断できないのです。

自分の頭で考えられているかいないかは、自分自身がよくわかっているはずです。考えられていないなという子は、基礎がまだ足りていない可能性が高いので、基礎理解に努めましょう。それも繰り返し繰り返しやるのです。そこを面倒くさがってやらずにすぐに結果を求めようとするならば、全然学力はあがっていかないでしょう。

今回の勉強を見ていて、順位がいい子たちは、一段レベルが上がったのを感じています。ほぼ全員が同時にぐんと上がってきました。それは甘さの抜けたプリントから感じるのです。こんなミスしないでくれよ、と思うようなミスが激減してきました。満点や1問ミスで返却するプリントが多いです。甘さのない、ミスを許さない厳しさ、落ち着いた雰囲気、確実に結果を残す、仕事のできる大人な雰囲気、そういったものが感じられて、すごくうれしいです。そしてかっこいいです。

プリントを返すときには、教えることをチェックして返却しますが、気づいたら何もチェックせずに返却することが増えてきました。こちらから勝手に親切心出して教えなくても、間違えたところは全部確認してくれるし、再度自分で考えてわからなかったら、質問してくれるからです。プリントの答えのミスも何度指摘してもらっただろうか。頼もしい限りです。