生活習慣病

From:眞田

以前ブログに書いた気がしますが、また、書きます。

多くの子が成績が上がらない理由が、勉強の仕方がわからないから、だと思っています。

でもね、これは違いますよ。

勉強の仕方がわかってないから、成績が上がらないのではなくて、自分がダメ人間だから成績が上がらないのですよ。

まずは、この本質的な原因部分としっかり向き合ってください。(自分をダメと認めることは簡単でないのはわかっています)

集中力はないし、だらしないし、安きに流れるし、未来を考えることができず、今の快楽やラクを選択してしまっている。だから成績が上がらないのです。

今は飽食の時代で、アメリカや日本などの先進国で問題になっているのが、糖尿病です。日本では糖尿病予備軍を含めたら1000万人以上いると言われています。去年からコロナで騒がしいですが、命や健康を考えたら、私はコロナより糖尿病の対処の方が重要な気がします。マスクして、手指消毒は熱心なのに、ぶくぶく太った身体は放置するという・・・本当に健康のことを考えているのか、よくわからんです。

で、その糖尿病になったら大切になってくるのが、適切な食事と適切な運動です(糖尿病になる前も大事)。

暴飲暴食して、ゴロゴロダラダラしていた生活を変えなくてはなりません。というかこの部分が一番大切です。

薬もあるけれど、薬があるからといって生活習慣を変えなければ、病状はどんどん悪化していきます。お医者さんも薬出して、生活習慣について注意することはできますが、実際の家での行動は管理できず、本人に任せるしかないので、ここが糖尿病治療の難しいところです。自己管理ができない人が糖尿病になって、自己管理できないから病状が悪化して、死んでいくのです。

※糖尿病になるには様々な原因があります。不摂生だけが原因ではありません。

勉強も糖尿病と一緒です。成績が上がらないから塾に行くのはいいでしょう。でも、塾に行っていることを免罪符にして、家ではこれまで通りのダメな自分を保持しているようでは、成績は上がらないです。

成績が悪いけど、少しずつ良くなっていく子の特徴は、ダメな自分を認識して、できるだけ塾で時間を過ごそうとします。塾ならだらだらできないからです。ゲームやスマホをいじれないからです。家にいたら、ゲームをしてしまう自分が分かっているからこそ、できるだけ塾での時間を増やそうとするのです。

こういう子は成績が上がってきます。生活習慣が改善していくからです。

私はこう考えているから、週3回塾に通ってもらって、長い時間滞在できるようなルールにしているのです。テスト週間になったら、できるだけ塾で勉強してもらえるように、と考えているのです。

私はああしなさい、こうしなさいとは基本的に言わないですが、成績が悪いのにもかかわらず2時間くらいしか塾で勉強せず(たいていそういう子はその2時間の質も悪い)、テスト週間も「家でやります」という子は、なかなか上がらなくて当然だと思うよとは伝えておきます。

本当に成績を上げたければ、自分の日々の習慣に目を向けてみてね。